- 吉池好高 著
- B6判 並製
- 160ページ
- ISBN978-4-87232-103-6
- Cコード:C0016
- オリエンス宗教研究所

「ミサの鑑賞という表題はいささか問題があるかもしれません。ミサは鑑賞の対象ではなく、私たちが行動的に参加し、ともにささげるものだからです。しかし、ともに参加し、ともに祈るためには、ミサの中でどのようなことが行われ、どのようなことが祈られているのか、ミサの参加者である私たちに正しく理解されていなければなりません。カトリック教会の現行のミサ式次第に沿ってそれを味わうことは、ミサへの主体的、行動的参加のための出発点であると思います。ミサ式次第、典礼文は、私たちがささげるミサの台本のようなものです。演出家や俳優たちが上演する演劇の台本を読み込むように、あるいは、指揮者や演奏家が演奏する曲目の楽譜を前もって念入りに研究するように、ミサを私たちの祈りとするためには、まずミサの式次第と典礼文を味わうことが大切です。」(本文より)
初版発行:2018年4月10日
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もくじ
推薦のことば
はじめに
ミサへの招待
第一部 ミサの成り立ち
第二部 ミサ式次第に沿って
I 開祭
入祭の歌
あいさつ
回心
あわれみの賛歌
栄光の賛歌
集会祈願
II ことばの典礼
聖書 第一朗読
答唱詩編
聖書 第二朗読
アレルヤ唱(または詠唱)
聖書 福音朗読
説教
信仰宣言
共同祈願
III 感謝の典礼
供えものの準備
奉納祈願
奉献文 ―感謝の祈り―
叙唱
感謝の賛歌
奉献文
交わりの儀
主の祈り
平和を願う祈りとあいさつ
平和の賛歌
拝領
IV 閉祭(派遣)
派遣の祝福
あとがき
著者紹介
著者:
吉池好高(よしいけ よしたか)
カトリック東京教区司祭、日本カトリック神学院講師。
1941年長野県生まれ。
1970年司祭叙階。