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なぜ教会は社会問題にかかわるのかQ&A

教会が福音化のため社会問題にかかわる意味を信徒に説く司教の責務の一端を果たすべく編まれた書。
型番 978-4-87750-166-2
販売価格 648円(税込)
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司教団や社会系各委員会は、これまで社会問題についてたびたび発言してきました。これに関し「なぜ教会が世俗の問題にかかわらねばならないのか」との疑問を抱く信徒は数多くいます。そのことは、聖職者と信徒あるいは信徒どうしの間に亀裂を生じさせかねません。本書は、教会が福音化のため社会問題にかかわる意味を信徒に説く司教の責務の一端を果たすべく編まれました。Q&A形式を採用し、信徒が現実に抱いている疑問に、可能なかぎり直接的・具体的に答えることを目指しています。

◎“Laudate”書籍の紹介:『なぜ教会は社会問題にかかわるのかQ&A』

初版発行:2012年2月15日

※ この書籍はお取り寄せのため、ご注文後のキャンセルはできません。ご了承ください。

もくじ


はしがき

第一部 なぜ教会は社会問題にかかわるのか
   社会問題に向き合うカトリック教会の基本姿勢
Q1 教会はなぜ、社会問題について発言をするのですか?
Q2 教会が社会問題と向き合うときの基準は何ですか?

   社会問題へのかかわりと救いとの関係
Q3 社会問題にかかわることとキリスト教の説く「救い」とは関係があるのですか?
Q4 「来世のいのちを待ち望みます」と信仰告白する者にとって、世俗のことがらは二義的なことではないでしょうか?
Q5 地上における差別や貧富の差、戦争や紛争がなくなること、それがすなわち「救い」なのですか?

   聖職者、修道者、信徒、それぞれの役割
Q6 教会に属する者は、社会問題についてそれぞれどのようにかかわるのですか?
Q7 そもそも聖職者が政治的な発言をすることは許されることなのですか?
Q8 聖職者が社会問題にかかわることは、どこまで許されるのですか?
Q9 聖職者は信徒にとって指導者の立場であるので、その「政治的発言」は異なる考えをもつ人を排斥することにならないでしょうか?
Q10 教皇や教皇庁は日本司教団の社会的な動きに対し、どのような見解をもっていますか?
Q11 秘跡にあずかり、祈ることこそ信者に求められることであり、信者にできることは「平和」を「祈る」ことではないのですか?
Q12 修道会員が政治活動に熱心になることは危険ではないですか。セクト化していく恐れはありませんか?
Q13 信徒は、教会から「政治的な」思想を一方的に押しつけられるのでしょうか?
Q14 信徒の政治的姿勢を導く具体的な指針が教会にはあるのですか?

第二部 教えに照らした具体的行動の根拠
Q15 「皇帝のものは皇帝に、神のものは神に」とイエスは説いています。それこそ政治にかかわるなという政教分離についての教えではないのですか?
Q16 正義と平和協議会、難民移住移動者委員会、部落差別人権委員会の委員長は、「教育基本法改定案に反対する」との声明を発表しました。こういった人によって見解の分かれる問題に対し、司教協議会の委員会の長が、その肩書きをもって「反対」の意見表明をすることは適切なのですか。慎重な議論を求めるといった論調にすべきではないでしょうか?
Q17 司教団は憲法九条の大切さを訴えています。それは政治的な立場の表明ではないのですか。異なる立場の信徒はどう考えればいいのでしょうか?
Q18 教皇ヨハネ・パウロ二世の「過去を振り返ることは、将来に対する責任を担うことである」ということばを、司教団はどう受け止め、実践へと繋げましたか?現在の司教団にとっては「過去を振り返る」ということが自虐史観に終始するだけになっているようですが。
Q19 司教団は「非暴力を貫き対話によって平和を築く」ことを訴えています。しかし、自国の安寧・平和を守るため、軍備は否定できないのではないでしょうか?
Q20 力トリック教会が聖人として殉教者をたたえることは、靖国神社の殉国者をたたえる構造と同じで、死の美化につながるのではないでしょうか?
Q21 「戦没者」追悼のため、総理大臣が靖国神社に参拝することをどう考えたらいいのですか?
Q22 司教団は「非暴力を貫き対話によって平和を築く」ことを訴えているのに、なぜ伊藤博文を暗殺したテロリスト、安重根の没後100年記念ミサに二人の司教が参加したのですか?
Q23 正義と平和協議会を中心に「基地のない沖縄を目指す宗教者の集い」が発足しましたが、沖縄の米軍基地について、教会はどのような問題意識をもっているのですか?
Q24 米軍基地に反対する人たちは、生活の資を基地に頼っている人々の生活権についてどう考えているのですか?
Q25 教会は滞日外国人を支援していますが、なぜ不法(非正規)滞荏者をも擁護するのですか?
Q26 「出入国管理及び難民認定法(入管法)」改定に難民移住移動者委員会は反対しています。外国人による犯罪が増加する昨今、国の治安を維持することをどのように考えているのですか?
Q27 外国人労働者が増加すると、日本人の就職がますます困難になるのではないでしょうか?
Q28 正義と平和協議会の死刑廃止を求める部会は、死刑執行のたびに抗議を表明しています。しかし、教会はごく最近まで死刑に反対はしなかったのではないですか?
Q29 世論調査によれば日本人の多くが死刑制度存置を支持しています。教会は、文化的土壌や日本人の心性について考えはしないのですか?
Q30 裁判員制度について、裁判員に選任された際にそれを受けるべきか否か、戸惑っています。教会には具体的な指針がありますか?
Q31 生命科学は急速に進歩しています。その達成・成果に対し倫理的・神学的判断を下すには、最先端技術の広範な知識が必要ではないのですか。教会はそれを備えているのですか?
Q32 いのちが大切であるのは当然ですが、「やむを得ず」いのちを奪ってしまうということはありうるのではないでしょうか?
Q33 正義と平和協議会は原子力発電に対し否定的な立場をとっています。しかし、それは非現実的ではないでしょうか。さらに、地球温暖化の問題を考えれば、その必要性を認めざるをえないのではないでしょうか?

【付録】 政治領域に対する教会の姿勢−各国司教協議会の事例
参考文献一覧
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