- 小笠原優 著
- 260ページ /A5判 並製
- イー・ピックス 発行
- ISBN978-4-901602-65-5 /Cコード:C0016
日本人はキリスト教に親和性をもっている民族だと感じますが、本来が感覚的にとらえて受け入れるのは得意なものの、理論的にキリスト教の神髄・本質を理解するのは苦手な日本人が多いようです。
そして、その日本人にキリスト教のなんたるかを説明するのは、想像以上に困難なことです。
この本は、求道者たちにどのようにキリスト教を教えたら良いのかという教会の「現場」の中から生み出されたものだけに、必要以上に学問的な要素は極力避け、日本人の風俗・習慣に寄り添いながらも、キリスト教を分かりやすく説いているところにその特色があります。
故に、キリスト教を真剣に学びたいと思う人はもちろんのこと、すでにクリスチャンとしての生活が長い信者が読書を通して自分の「信仰の終活」をするために、あるいは、知識としてキリスト教を学んでおきたいという方への良きテキストになると思います。
初版発行: 2018年8月15日
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もくじ
はじめに
導入 キリスト教信仰のエッセンスを学ぶ
―より善く生きるための希望と道しるべ―
第一章 なぜ「キリスト教」というのか
第一節 祈る人間
第二節 なぜ「キリスト教」と言うのか?
第二章 イエスをめぐる歴史的な背景
第一節 イエスに至るまでの長い道のり
第二節 イエスの時代
第三章 イエスの教えと行動
第一節 イエスの宣教のはじめ
第二節 イエスが伝える福音のイメージ
第三節 イエスの行動とさまざまのエピソード
第四節 イエスの使命と「父」である神
第五節 イエスが説く愛とは
第六節 「ゆるし」を説くイエス
第七節 主の祈り
第四章 イエスの死と復活
第一節 イエスの宣教活動の終り
イエスとユダヤ教当局との激しい対立
最後の晩餐
第二節 イエスの受難と十字架の死
第三節 イエスは復活された
第四節 イエスの復活が意味すること
第五章 キリスト教の誕生
第一節 キリスト教の誕生と福音宣教
第二節 洗礼とキリスト信者
第三節 キリストの教会とキリスト信者
第四節 使徒継承の教会とミサ聖祭
第六章 死を超えた希望を生きる
第一節 死を超えて
第二節 「からだの復活、永遠のいのちを信じます」
結び・キリストを信じて生きる
参考文献
あとがき
索引
著者紹介
小笠原優(おがさわら まさる)
1946年札幌生まれ。
1977年司祭叙階。
上智大学神学部博士課程終了(教義学)。
ローマの教皇庁立サレジオ大学神学院勤務、日本カトリック宣教研究所、諸宗教委員会秘書を経て、1990年より東京カトリック神学院(現日本カトリック神学院)に勤務(教義学)、現在に至る。
1994年より横浜教区、末吉町教会、逗子教会、藤が丘教会の主任司祭を歴任。
2018年現在、菊名教会。