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嘘と魔法[上]

両親を亡くし養母も失った天涯孤独の少女が語る、一族三代にわたる激しい愛の物語。近年再評価著しい作家の最高傑作。ヴィアレッジョ賞受賞。海外文学コレクション「須賀敦子の本棚」第4巻。
型番 978-4-309-61994-1
販売価格 3,240円(税込)
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  • エルサ・モランテ 著

  • 北代美和子 訳

  • 四六判変型 上製

  • 436ページ

  • ISBN978-4-309-61994-1

  • Cコード:C0397

  • 河出書房新社



うそつきのエルサ。それは、私たちが今日急速に失いつつある、語りへの熱意と才能のかたまりだったモランテの一面をいきいきと伝える表現だった。――須賀敦子

両親を亡くし養母も失った天涯孤独の少女が語る、一族三代にわたる激しい愛の物語。近年再評価著しい作家の最高傑作。ヴィアレッジョ賞受賞。

そこで人々を動かすのはリアリズムではなく、妄想のような愛だ。だからこそ読者はこれを十九世紀風の愛の物語、フロイトが登場して心の動きをすべて訳知り顔で説明する以前の、人間たちのふるまいを動かす力がこの世の外から働くかのような物語として読む。それゆえに『嘘と魔法』はメロドラマになる。(池澤夏樹(下巻・巻末エッセイより))

初版発行:2018年12月30日

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もくじ


わが家の歴史のための序章
 1 生きたまま埋葬された女と堕落した女。
 2 私の部屋の本棚の聖人たち、スルタンたち
   偉大な船長や隊長たち。
   (謎のアルヴァロ登場)
 3 最後の憂い顔の騎士たち。

第一部 ノルマンディの跡とり息子
 1 時代に逆行する都会。
   わが家族の紹介。
   雪の上の食事。
 2 (私の家族の歴史、ここに始まる)
   私の祖母、打算で結婚する。
 3 外国旅行の計画。
   「いとこ」、初めてアンナに挨拶する。
 4 ニコラ・モナコ、「いとこ」を誹謗し、いかさまをたくらむ。
 5 コンチェッタ、地獄堕ちの悪人どもの手を逃れる。
   ある詐欺師の最後。
 6 感傷的なある貴顕紳士の最期。
   雌鶏のアルミーダ。
 7 商人の娘、恥を忍ぶ。
   一瞬、「いとこ」の声が聞こえる。

第二部 いとこ関係
 1 危険をはらんだ驚くべき偶発事件。
 2 栄光のアンナ
   指輪の贈呈。
 3 失意の女たち、悪意の女たち、悋気の女たち。
 4 あらためて未熟な恋人たちのたわいないおしゃべり。
   ふたたび外国が話題になり、闘牛士マヌエリート、
   ロシアの皇子などなどが顔を出す。傷。
 5 「いとこ」、意味不明の詩を暗唱する。

第三部 匿名の人物
 1 あばた、舞台に登場
   ほら話を始める
 2 ふたりは友だちになる。
   ロザ―リア、「清く正しく」と「ふしだら」の岐路に立つ。
 3 母男爵夫人、街に到着。
 4 指輪、所有者を変える。
 5 匿名の人物、破局を招く。
   謎のモノークル。
   美しき女、街を追放される。

第四部 あばたと呼ばれた男
 1 話はニコラ・モナコの全盛期にもどる。
 2 あばた、愛の苦しみを知る。

著者紹介


著者:
エルサ・モランテ(Elsa Morante)
ローマ生まれ。幼いうちから童話や詩の創作を始め、10代から雑誌などに作品を発表するようになる。
1941年、短編集『秘密の遊び』で作家デビュー。
ローマがドイツ軍に占領された43年には夫アルベルト・モラヴィアと地方の山村に避難、44年に解放後のローマにもどり、ふたたび執筆を開始する。
48年、本書『嘘と魔法』でヴィアレッジョ賞、57年『アルトゥーロ島』でストレーガ賞を受賞し、作家としての地位を確立。63年、短編集『アンダルシアの肩かけ』発表。74年には『嘘と魔法』と並ぶ大作『歴史』(邦題『イーダの長い夜』)が大ベストセラーとなる。戦後イタリア最大の作家の一人とされており、その評価は近年ますます高まっている。

訳者:
北代美和子(きただい みわこ)
1953年、東京生まれ。上智大学外国語学部フランス語科卒業。
同大学院外国語学研究科言語専攻修士課程修了。東京外国語大学講師(非常勤)。
日本通訳翻訳学会理事。
訳書に、C・コスタンティーニ『バルテュスとの対話』、T・パークス『メディチ・マネー』、J・ルオー『名誉の戦場』、K・テイラー『届かなかった手紙』、E・モランテ『アンダルシアの肩かけ』、M・デュラス/L・パッロッタ・デッラ・トッレ『私はなぜ書くのか』、F=O・ジズベール『105歳の料理人ローズの愛と笑いと復讐』、C・ペリアン『自伝』、H・ヘレーラ『石を聴く』、I・ノグチ『エッセイ』など。

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