- 西経一 著
- 152ページ /B6判 並製(ソフトカバー)
- サンパウロ 発行
- ISBN978-4-8056-2101-1 /Cコード:C0016
男子中学・高校の校長で神父である著者が、ミッションスクールの教育現場において、思春期で青春真っただ中の生徒たちに伝えたい思いを、ユーモアを交えて優しく語る。
またそれは、家庭にあって、わが子を無償の愛で育てる父母にも向けられる。
本書は、親と子の絆、人と人、人と社会の関わり方などを、広く深く穏やかに示してくれる。
おそらくそれは、著者の人柄を表すのであろう。
どうか、どうか、お母さんを大切にしてください。
君が幸せであることが自分の幸せなのだと思っておられる方なのです。
君が赤ん坊のとき、ひとりでは何もできない君をその胸に抱いて、「よしよし、いい子」と、無条件に君のすばらしさを君に向かって宣言してくださった、唯一無二の方なのです。
(君たちへ──〈まえがき〉に代えてより)
初版発行:2019年12月25日
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もくじ
君たちへ──〈まえがき〉に代えて
ごくろうさまです、そして、ありがとう
よしよし、いい子
皿と人間
パンはほほえむ
卒業の日に、「あなたたちは世の光である」
神のママ
ある雨の日に
ともに旅する
「かなた」へ
やってやれないこともある
中学一年生の皆さんへ
「ともにいる」お祝いの日
豊饒の母
愛を抱く夢
卒業の日に──愛のうちに歩みなさい
ケース・バイ・ケース
感 謝
心に納める
この上野の丘に──ある日の朝礼講話から
万法すすみて自己を修証す
ある物語
自分を担う──原爆記念日にあたって
尊い使命を担う君たちへ
「アッという間」
青春のただ中にある君へ
思い浮かぶままに
サウイフモノニ、ワタシハナリタイ
人間の尊厳のために
静けさの奇跡
振り向くということ
愛の機
良識ある人──ある日の朝礼講話
「但、礼拝を行ず」
心地よい風
臨機応変
飼い葉桶
著者紹介
西 経一(にし けいいち)
1955年 長崎生まれ
1983年 南山大学大学院文学研究科修了
同年 カトリック司祭叙階
2008年 学校法人南山学園 南山中学校・高等学校校長
2015年 長崎南山中学校・高等学校校長 現在に至る。