- ひろのみずえ 再話 /広野多珂子 絵
- 24ページ /B5変型(天地 25.0cm×左右 22.0cm) 上製
- 女子パウロ会 発行
- ISBN978-4-7896-0679-0 /Cコード:C8798
おもちゃは、子どもが豊かに、大きく、成長してゆくために大切なもの。
すぐれたおもちゃとして知られているヨーロッパ・アルプスの木のおもちゃのおこりについて語る、美しいクリスマス伝説の絵本。
木彫りの名人ドリッテは、自分が彫ったクリスマスの馬小屋の羊を欲しがる見なれない男の子に、首をふるかわいい羊のおもちゃを作ってあげました。
長い時が過ぎてようやくとりに来たその子は、じつは子どものイエスさま。
「神さまが一番お喜びになるのは子どもたちの笑い声だよ」と、言われました!
それからは、聖人像しか彫ってはいけないと思っていた村の職人たちは、大喜びで子どもたちの喜ぶ木のおもちゃを作りだしたのです。
確かに子どものイエスさまとマリアさまはこの村に来られたと、村人たちは言い伝えました。
だって、ちゃんとその証拠が残っていたんですからね。──どんな?
◎女子パウロ会公式サイトLaudate 書籍の紹介:
→『3びきめのひつじ〜クリスマス伝説〜』
初版発行:2009年10月1日
著者紹介
再話:
ひろの みずえ
1976年 生まれ。
女子美術短期大学卒業。
絵本の制作に携わった後、
2005年『デンデラノ』(ジャイブ)で
ジャイブキャラクター大賞優秀賞受賞を機に、執筆活動に入る。
絵本の作品:
『なにがみえるの?』(チャイルド社)、『ぐるりとわゴム』(フレーベル館)など、他の児童文学作品に『首七つ』『瓜二つ』(大日本図書)ほか。
絵:
広野多珂子(ひろの たかこ)
1947年 生まれ。
スペインで学び、帰国後、児童書の世界に入る。
絵本の作品:
『ねぼすけスーザのおかいもの』などの「ねぼすけスーザ」シリーズ、『ちいさな魔女リトラ』『おひさまいろのきもの』(福音館書店)ほか多数。主な挿絵に『魔女の宅急便その2』(福音館書店)ほか。