- ペトロ・ネメシェギ 著
- 208ページ /文庫本 並製(ソフトカバー)
- 女子パウロ会 発行
- ISBN978-4-7896-0317-1 /Cコード:C0195
ドナウ河はいつも静かに流れている。
人間が巻きおこす渦の中でも、大地と人々と運命をともにし、その傷をいやしながら……。
世界が第2次大戦の暗雲に閉じこめられた時代に、波乱の青春を生きたペピといとこたち。
彼らは、幸福な人生を狂わせてしまう戦争の破壊力と、それをも越えて息づく愛と生命の静かな勝利を語ってくれる。
もくじ
プロローグ
しあわせな少年時代
ニャールエジハーザの人々
シャンドルの理想
アドルフ・ヒットラー
「お花を買いにいきましょう」
希望の星トルニョシュとケルカイ
兵士を送る歌
ピシュタの戦い
兄と弟
ユダヤ人受難
消えた聖堂
父と子
ああ、ミハーイ!
逃避行
シャーリおばさん
いのちの勝利
雪どけの ぬかるみ
道端の聖母
エピローグ
著者紹介
ペトロ・ネメシェギ
イエズス会司祭。
1956年来日 上智大学神学部で教鞭をとる。
1993年 ハンガリーに帰国。ブダペストにて司牧活動。
主な著書:
『どうすればしあわせに』,『ぼだい樹の笛』,
『ペピの青春物語』『キリスト教とは何か』(女子パウロ会)
『ひまわり』,『たんぽぽ』,『蛍』(南窓社)。