- 今道友信 著
- 230ページ /四六判 上製(ハードカバー)
- 女子パウロ会 発行
- ISBN978-4-7896-0707-0 /Cコード:C0095
兵庫県尼崎市を流れる藻川にかかる善法寺橋にたたずむ世界的老哲学者。
その思索と瞑想から湧き出る、ユーモアとおかしみの漂う少年の心と、深い洞察にみちた文明論です。
「世界は涙を忘れている。
雨のない砂漠に樹木が育たぬように、涙の涸れた世界には機能は作動しているが生命の躍動がない。文明は進展しているけれども文化は衰えている。」
──本文156ページより
「今年90歳になる哲学者・美学者が、文化について、信仰について、川の流れのごとく自由に思索した随筆集。
〈涙は悲しみや苦しみの象徴でもあるが、今の世にそういう涙がある人にこそ、魂が洗われる機会〉はある、という著者の言葉に勇気づけられる。」
──婦人公論 2012年3月7日号 書評より
◎“Laudate”書籍の紹介:
→『世界は涙を忘れて・・・』
初版発行:2012年1月25日
もくじ
�機‘鵑弔龍兇諒�語
橋との交わり
ボン・デ・ザールとぜんぽうじばし
秋の橋
�供\司譴硫岷討砲�
〈古い断想から〉
〈新しい断想から〉
�掘� 貧しい贈り物
長言法と短言法で
世界は涙を忘れて
本当の信仰を
学生時代の思い出から
あとがき
著者紹介
今道友信(いまみち とものぶ)
1922年生まれ。
東京大学文学部哲学科卒業。東京大学名誉教授。
主要著書 『美の位相と芸術』(東京大学出版会 1971年)、「同一性の自己塑性」(東京大学出版会 1971年)、『エコエティカ』(講談社学術文庫 1990年)、『出会いの輝き』(女子パウロ会 2005年)、『美の存在と生成』(ピナケス出版 2006年)、『超越への指標』(ピナケス出版 2008年)、『中世の哲学』(岩波書店 2010年)、『教えるこころ』(女子パウロ会 2011年)他多数。