自然科学の医学を幼児教育の分野に応用し、モンテッソーリ教育法を確立したマリア・モンテッソーリ自身による貴重な講演集。
キリスト教に深く根づいた教育実践と教育論理を幼い子どもの教育にたずさわるすべての人に。
長らく絶版だった本書を要望に応え、新装・再版いたしました。
初版発行:1982年2月10日
新装改訂版第1刷発行:2012年2月1日
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もくじ
序文
モンテッソーリの未発表の文献
第一章 親
第一節 親より子どもがよく知っている
第二節 子どもの秘密
第三節 「成熟理論」
第二章 先生
第一節 集中現象と先生
第二節 「子どもの家」の先生の規則
第三章 論争点
第一節 社会的教育
第二節 宗教教育
第三節 想像力とおとぎ話
第四節 「静粛のレッスン」
第四章 モンテッソーリ式「総合制学校」
第一節 モンテッソーリ・スクールの青写真
第五章 子どもと社会
第一節 子ども──先生──社会
第二節 子どもと搾取
第三節 子どもと労働
第四節 子どもと学校
第六章 コスモスと人間
第一節 宇宙における人間の位置
第二節 共産主義と平和
第三節 学校教育と民主主義
第四節 コスミック教育
付録
著者紹介
著者:
マリア・モンテッソーリ
1870年、イタリア生まれ。
ローマ大学医学部卒、医学博士。ローマで脳神経を研究。
ベルリンの女性解放運動会議にイタリア代表として出席。医学を教育学に応用し、モンテッソーリ教育と呼ばれる独自の幼児教育法を確立した。
『子どもの家の子どもの教育に適用された科学的教育法』はじめ多数の著書、講演録がある。
1949年から3年連続でノーベル平和賞にノミネート。
1952年オランダで永眠。
訳者:
クラウス・ルーメル(Klaus Luhmers S.J.)(1916−2011)
ドイツ生まれ。
アメリカ・デトロイト大学修士課程修了。
ドイツ・ボン大学研修。上智大学教授、日本モンテッソーリ協会会長を歴任。
訳者:
江島正子(えじま まさこ)
上智大学卒業。
イギリス・ロンドン大学、ドイツ・ケルン大学留学。Dr.phil.
星美学園短期大学助教授、関東学園大学教授、明和学園短期大学教授を経て、現在群馬医療福祉大学大学院教授。