愛と悔悛の記憶

型番:4490221129

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商品の詳細

  • 川中なほ子

  • 238ページ /四六判 上製(ハードカバー)

  • 教友社 発行

  • ISBN978-4-902211-29-0 /Cコード:C3016


長年、キリスト教系の諸大学で女性学、英文学、宗教哲学を講じてきた著者、川中なほ子。

その人生を振り返りつつ、回心、希望をテーマにつづった論集。
おもに雑誌『世紀』(上智大学発行、現在廃刊)に掲載されたエッセイを集めたもので、著者のキリスト教観の集大成。

初版発行:2007年12月24日

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もくじ


はじめに

第一章 愛は記憶のうちに
 1 主の記憶のうちに
 2 歴史のなかで展開してきた主の記憶
 3 主の記憶は言葉とイメージのうちに
 4 記憶は失われた言葉のうちに

第二章 愛の十字架を担った人々の記憶
 1 老婦人の顔
 2 パキスタンでの記憶──受難と希望
 3 ロシアからの亡命教授の思い出──復活と希望
 4 ウクライナ教会の想い──聖母マリアへの賛歌
 5 英国で和解の教会への巡礼
 6 風冷たく心暖かいアイルランド人
 7 キリストの微笑とザビエルの足
 8 中国天主公教会への巡礼──記憶の浄化のために
 9 神山復生病院の岩下壮一師──日本の宣教者たち・その愛と十字架

第三章 救いに導かれた日々の記憶
 1 宣教師H・デュモリン師によって
 2 キリストの救いへと向かった日々の記憶──私の両親への感謝と赦しを求めて
 3 感謝と悔悛の人生

第四章 希望について
 1 ニューマンの希望と祈り
 2 希望に生きる今
 3 希望についての再考──現代のキリスト者として

おわりに


著者紹介


川中なほ子(かわなか なほこ)
オクスフォード大学大学院神学部(宗教哲学専攻)卒。
現在、上野学園非常勤講師。日本ニューマン協会副会長。

著書:
『女子学生相談室から』(福武書店、1983年)、『生と死を考える』(共著、春秋社、1984年)、『女性学のエチカ−心が心に語る』(共著、南窓社、2001年)、『J.H.ニューマンの現代性を探る』(共著、南窓社、2005年)、『時の流れを超えて−J・H・ニューマンを学』(共著、教友社、2006年)。

訳書:
相場均『Along A Parabora』(英訳、A・石田共訳、芸林書房、1982年)、O・チャドウィック『ニューマン』(教文館、1995年)、ノリッジのジュリアン「神の愛の啓示」『中世思想原典集成』第15巻:女性の神秘家(平凡社、2002年)、I・カー『キリストを生きる−J・H・ニューマンの神学と霊性』(共訳、教友社、2006年)