- 下田博次、下田真理子 共著
- 151ページ /B6判 並製(ソフトカバー)
- 女子パウロ会 発行
- ISBN978-4-7896-0726-1 /Cコード:C0037
思春期からでは遅すぎます。
赤ちゃんのときから、大人は深い知恵とまごころをこめて子どもにかかわり、よい情報の環境をつくることが、重要になりました。
「子どもたちにはぜひ幸せな一生を送ってほしい!」
そう願うお父さん、お母さん、先生がた、パソコン、ケータイ、スマートフォンなどの情報機器は子どもたちの未来を大きく、豊かに、便利にします。
けれど、悪用や乱用をすれば深い闇の世界への危険が……
ネット社会の子育てで、最も重要なことをまとめた必読の一冊。
◎“Laudate”書籍の紹介:
『液晶画面に吸いこまれる子どもたち ネット社会の子育て』
初版発行:2013年10月7日
全国学校図書館協議会
もくじ
序章──子どもたちに良い環境とは
1章 インターネットに託された夢
インターネットの夢と現実
知性の向上を目指すネット利用の具体例
2章 青少年への悪影響が大きい快楽的利用
メディア・マジックの乱用と悪用の結果
メディア・マジックの力
闇の世界への危険
錯覚を生みやすいメディア
ネット利用のための判断力・自制力・責任力
3章 赤ちゃんから始めるネット社会の子育て
おもちゃアプリと小児科医の心配
思春期からでは遅すぎる
メディア・マジックの影響を受けやすい思春期
ゲーム中毒を社会的損失として取り組む国々
流行に流されない家庭を
IT業界は「良い面ばかり強調してきた」と反省も
4章 これだけは知っておきたいこと
ペアレンタルコントロールの重要さ
さまざまな電子メディアのリスクと注意点
子どもの成長に合わせたメディアの与え方
ホフマンさんの愛と知恵
あとがき
用語一覧
著者紹介
下田博次(しもだ ひろつぐ)
1942年生まれ。
早稲田大学卒業後、(財)日本情報処理開発センター勤務(欧米のコンピュータ通信技術・産業調査)を経て雑誌記者、放送番組制作を経て群馬大学社会情報学部大学院研究科教授。
この間に米国の市民活動とネット利用調査団々長、警察庁少年インターネット問題研究会座長、埼玉県ネットいじめ対策委員会委員長などを務める。
現在は群馬大学名誉教授。
著書に「子どものケータイ──危険な解放区」(集英社)、「子どものケータイ利用と学校の危機管理」(少年写真新聞社)、「日本人とインターネット」(信濃毎日新聞社)、「ケータイリテラシー」(NTT出版)など多数。
下田真理子(しもだ まりこ)
東京電機大学卒業後、下田博次と結婚、5人の子どもの母親。
子育ての中で、環境問題や安全な食品、子どもの体のバランス、心の問題などに取り組む。
2001年「子どものインターネット利用を考えるねちずん村」を夫とともに立ち上げ、母親の立場で携帯電話の危険性について訴える。
2002年から全国各地で、ケータイの危険性を伝える保護者向け講習会を展開。
さらに2006年より「市民インストラクター養成講座」を開催している。
現在、NPO青少年メディア研究協会講師。