- 及川信 著
- 272ページ /B6判 並製(ソフトカバー)
- サンパウロ 発行
- ISBN978-4-8056-0809-8 /Cコード:C0016
舞台は、11世紀、ローマ帝国(ビザンティン帝国)。
難敵ブルガリアにようやく勝利を収めたころ、皇帝の信任厚い1人の武将が退任し、軍馬育成のために牧場を始めた。
無骨なまでに駿馬を育てようとする武将。
その牧場の利益をねらって、陰謀を張りめぐらす将軍や商人たち。
彼らの謀略は、弱者たちや一般民衆、教会をも巻き込んでいく……。
正教会の司祭である著者が、現実の中で信仰を生きるとはどういうことなのか、鋭く問う歴史小説。
初版発行:2008年1月31日
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もくじ
プロローグ
1.狙撃
2.少女の死
3.アレクサンドロス牧場
4.将軍の陰謀
5.祈りを妨げる者
6.母と子
7.喚問
8.三千年の杉
9.十字行
エピローグ
解説
聖暦
年表
地図
あとがき
著者紹介
及川信(おいかわ しん)
1959年生 東京正教神学院卒。
日本ハリストス正教会 司祭(神父)
現在、人吉ハリストス正教会(九州管轄)
著書:
『ろば物語』(燦葉出版社)、『ロシア正教会と聖セラフィム』(サンパウロ)、『ギリシャ正教中世物語集 破門審問』(新世社)