- 百瀬文晃 著
- 136ページ /B6判 並製
- 女子パウロ会 発行
- ISBN978-4-7896-0765-0 /Cコード:C0016
「イエスさまはどうして十字架にかけられたの?」
「なぜ羊飼いは、1匹いないとわかったの?99匹を放っておいていいの?」
「敵を愛するなんていやだ」
子どもたちが聖書の話を聞いて発する素朴な疑問には、大人を「うーん」と唸らせる鋭いものがあります。
子どもたちの「どうして?」という問いにどのように答えたらよいかを、実際に子どもたちに関わっている方々から寄せられた質問に答える形で考えてみました。
ここでは、新約聖書のイエス・キリストの生涯の出来事、数々の美しいたとえ話、教え、慈しみのみわざなどを聖書から20箇所えらび取り上げています。
聖書のメッセージを正しくとらえ、これを現代の状況に適用して子どもたちにわかりやすく説明できるよう、まず大人がイエスの伝える福音の神髄を聴きとることが必要になります。
子どもたちに語り生きさせるために、また大人の黙想書としても最適の一冊です。
女子パウロ会公式サイト Laudate "シスターのお薦め"
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★★★
初版発行:2015年11月15日
もくじ
まえがき
1 ベツレヘムの馬小屋 ルカ2・1-7
2 博士たちの贈り物 マタイ2・1-5、7-11
3 十二歳のイエス ルカ2・41-51
4 イエスの洗礼 マルコ1・9-11
5 中風の人のいやし マルコ2・1-5、11-12
6 罪びとたちとの食事 マルコ2・14-17
7 貧しい人たちは幸せ ルカ6・20-21、24-25
8 敵を愛しなさい マタイ5・43-45
9 空の鳥、野の花 マタイ6・25-26、28-33
10 崖からなだれ落ちた豚たち マルコ5・1-8、11-13
11 五つのパンと二匹の魚 マルコ6・35-44
12 ナインの若者のよみがえり ルカ7・11-16
13 失われた羊のたとえ ルカ15・1-7
14 放蕩息子のたとえ ルカ15・11-24
15 金持ちとラザロのたとえ ルカ16・19-26
16 ぶどう園の労働者のたとえ マタイ20・1-14
17 イエスが教えた祈り ルカ11・1-4
18 イエスの十字架 ルカ23・38-43
19 トマスの信仰 ヨハネ20・19-28
20 エマオの弟子たち ルカ24・13-17、19-20、25-33
著者紹介
百瀬文晃(ももせ ふみあき)
1940年 東京で生まれる。
1961年 イエズス会入会。
1970年 フランクフルトで司祭叙会。
1977年 フランクフルト・聖ゲオルグ神学大学で神学博士号を取得。
帰国後は上智大学神学部で教える。
2001年アテネオ・デ・マニラ大学(フィリピン)神学部で客員教授。
2007年より広島教区で司牧に従事し、現在に至る。
著書に『キリスト教に問う―65のQ&A』『キリストに出会う―聖書の学びと内省』『キリスト教の輪郭』(女子パウロ会)ほか多数。