- 教皇庁生命アカデミー 著 /秋葉悦子 訳
- 56ページ /A5判 並製(ソフトカバー)
- カトリック中央協議会 発行
- ISBN978-4-87750-141-9 /Cコード:C0016
バチカンにおける超国家的学術研究機関である生命アカデミーが、ヒト胚をテーマに開催された2006年の年次大会のおもな内容を編集。
専門的な発生生物学の最新知識を平明に解説した上で、初期胚の人格を否定するさまざまな見解に対し、実体論の立場から明確な人格概念を提示し、道徳的観点からは存在論とはかかわりなく、ただ人が存在しているという単純な事実のみで人格の尊厳を尊重し保護する十分な理由があることを論証している。
初版発行:2008年9月8日
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もくじ
凡例
まえがき
序論
科学的側面
受精のプロセス
胚の発達軸の設置
母の子宮に着床する前の胚の発達
母と胚の対話および着床の準備
出生前診断と着床前診断
生命倫理学的考察
ヒト胚に関する生命倫理学の論争
倫理学的および法律学的考察
解説(秋葉悦子)
訳者紹介
秋葉悦子(あきば えつこ)
1958年 千葉県生まれ。
上智大学大学院法学研究所博士後期課程修了。
上智大学法学部助手、国立精神神経センター・精神保健研究所研究員などを経て、現在、富山大学経済学部経営法学科教授。
2004年より教皇庁生命アカデミー客員会員。