- 湯浅俊治 著
- 224ページ /四六判 並製
- 教友社
- ISBN978-4-902211-59-7 /Cコード:C3016
聖書を読むときに誰もが感じる疑問点をQ&A式で解説しています。
「聖書の正典とは」
「聖書の著者は神、ということの意味」
「聖書の正しい読み方とは」
「奇跡物語の史実性」
「殺人を命じる神?」
「なぜ礼拝(ミサ)で旧約を読むのか」
「どうしてイエスやパウロは命令調なのか」
「福音書の記事は本当にイエスが語り、行ったことなのか」など、聖書を読むために必要と思われる知識を得、センスを養うための指南書です。
◎“Laudate”書籍の紹介:
『聖書読解へのアクセス〜50のポイント〜』
初版発行:2010年5月6日
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もくじ
聖書全般
1.聖書は元来、何語で書かれたのか
2.「聖書」という言葉の意味は
3.「正典」の意味
4.旧約聖書の正典
5.新約聖書の正典
6.聖書の著者はいったい誰か
7.旧約聖書の本文
8.新約聖書の翻訳──古代における有力写本
9.聖書の解釈──正しい読み方とは
10.聖書の魅力とは何か
11.奇跡物語の真実性
12.奇跡の定義
13.聖書と教義の関係
14.聖書の語る「殉教」
旧約聖書編
15.なぜミサで旧約聖書を読むのか
16.モーセ五書について
17.今日レビ記をどう読むか
18.士師記について
19.イスラエル史の年表
20.歴史書について(1)
21.歴史書について(2)
22.預言者とはどういう人たちか
23.知恵文学について
24.殺人を命じる神?
25.なぜ唯一の神に多くの名前が?
26.聖書における契約の思想
新約聖書編
27.「キリスト」と「メシア」──その違いは?
28.メシアの意味──「油を注ぐ」とは?
29.メシアの到来──旧約の預言の成就
30.共観福音書とは?
31.キリストの復活を黙想するために
32.復活の記事の矛盾
33.福音書の記述の史実性──本当にイエスが語り、行ったのか
34.たとえ話も起源──イエスが本当にすべてを語ったのか
35.どうしてイエスやパウロの言葉は命令調なのか
36.聖書が語る「神の国」とは
37.安息日の意味
38.レビラート婚について
39.イエスの受難までの経緯(1)
40.イエスの受難までの経緯(2)
41.イエスの受難までの経緯(3)
42.イエスの受難までの経緯(4)
43.イエスの受難までの経緯(5)
44.パウロの手紙とされている文書はすべて本物?
45.パウロの神学(1)──律法
46.パウロの神学(2)──律法と義化
47.パウロの神学(3)──律法と倫理
48.使徒言行録について
49.ヨハネの黙示録について(1)
50.ヨハネの黙示録について(2)
あとがき
著者紹介
湯浅俊治(ゆあさ としはる)
1966年 長崎に生まれる。
1990年 モントリオール大神学校に留学、1994年に教皇庁立ラテラン大学神学部の神学学士号を取得。
同年 長崎にて司祭叙階。
1995年 フランスにて聖スルピス司祭会の養成を受け、同会に入会。
1996年から4年間、ローマの教皇庁立聖書研究所にて聖書学を修め、聖書学修士号(S.S.L.)を取得。
帰国後、福岡サン・スルピス大神学院、英知大学(現・聖トマス大学)、日本カトリック神学院などで新約聖書の教鞭をとる。
現在、日本聖書教会の共同訳委員。