- 奈須瑛子 著
- 167ページ /四六判 上製(ハードカバー)
- 女子パウロ会 発行
- ISBN978-4-7896-0573-1 /Cコード:C0095
祈りの旅のなかでの人々との出会い、ふっと手渡されたもの、共有した祈り、とき、空間……。
大切にしまわれた記憶の箱を開けてみる。
欧州の人里離れた修道院、荒れ野の8日間、テロの恐怖渦巻くイスラエルの市井の人々、宗派を超えて世界中から人々が祈るために集まってくるフランスのテゼ……
一人旅は続いていく。
観光や巡礼では行けない場での、めったに見聞きできない貴重な体験をざっくばらんに語る、臨場感あふれる旅のエッセイ。
もくじ
マムレの木陰
羊のトンネル
八日目 荒れ野にて
糸杉
アロン
もみの木
香りを配る人
エベン・サフィール
ざくろ
目覚めの木
「松の木は祈り」
ヨナ(鳩)
ローズマリーの山
アルジェの松の木
燃える茨
薔薇の夕べ
イブラヒムおじさん
枝の日
レモンの木
アブラハムはなぜ ぎょりゅうの木を植えたのか
砂嵐
仮庵祭
いつくしみと愛のあるところ
あとがき
著者紹介
奈須瑛子(なす えいこ)
1944年 福岡に生まれる。
1974年─1996年 農村伝道神学校講師(教会音楽・オルガン)。
並行して教文館出版部にて『日本キリスト教児童文学全集』『日本キリスト教歴史大事典』『世界・日本キリスト教文学事典』等の編集実務に携わる。
1992年─93年 スイスのエキュメニカル研究所(ボセイ)留学。
2001年から現在まで イスラエル在住。