- メアリ・ジョスリン 著 /東逸子 絵 /間所ひさ子 訳
- 40ページ /20×15cm 上製(ハードカバー)
- 女子パウロ会 発行
- ISBN978-4-7896-0538-0 /Cコード:C0098
戦いの後、ヴァイオリンを奏でつつ、帰郷の途につく兵士たちの心に安らぎをもたらした若き楽師アーサ。
しかし、故郷の恋人のもとで彼が見たものは?
いやしがたい心の傷をいやしてくれたのは、その悲しみの物語に飽きずに耳を傾けてくれた遠い国の王でした。
物語は16世紀を想定しています。
──「聞く」ということがテーマです。
聞いてもらうことによって人はいやされていきます。
忙しすぎる現代社会で今日最も求められている心の癒し・再生の物語。
今、欧米で静かな感動を呼んでいます。
訳者・画家紹介
訳者:
間所ひさ子(まどころ ひさこ):
1938年東京に生まれる。
第1回日本童話会賞、第13回野間児童文芸賞推奨作品賞を受賞。
主な作品:
創作童話『リコはおかあさん』、詩集『山が近い日』、絵本『ころわん』シリーズ、歌曲、合唱曲、子どものための歌の作詞など。
画家:
東逸子(あずま いつこ):東京芸術大学美術学部を卒業
卒業制作を含む絵本出版をきっかけにエッチング作品でスタート。
ドローイング、造形などでも作品を発表。
主な画集と絵本作品:
『グリム幻想』、『シェイクスピア幻想』(パルコ出版)、1990年「セラフィータ」2人展では造形作品を、「モニュメント」等の個展では銅版画によるオリジナル作品を発表。