- フィリップ・グロード 著
- 128ページ /B6判 並製(ソフトカバー)
- 女子パウロ会 発行
- ISBN978-4-7896-0525-0 /Cコード:C0016
20世紀が終わり、21世紀が間近に迫ってくる。
これからの100年間、人間にとって暮らしやすい豊かな時代になるだろうか。
日本で生きた50年の神父歴から、今、日本人に語りたいこと──どんな合理化の対象にもならない心というものこそ、もっとも大切な宝。
心の神秘に目を向けて、人生をめいっぱい楽しく生きる秘訣は?
もくじ
1.自分を笑いとばせるユーモアを
2.人権? 元をしらねばうさんくさいもの
3.社会の法では律せぬ法
4.新世紀は、情報に踊らぬ自分の確立を
5.文化としての医療はどこに?
6.長生きではなく長寿を
7.祖国だ、民族だとさけぶより
8.カンがつかむ神秘
9.やっぱり家庭がだいじ
10.何のための、このあくせく
11.信じるものがあってこそ
12.人生、どんなに長生きしてもあっというま
13.安らぎは神の味
14.ハート──心あるいは心臓
15.法律違反だけが罪ではない
16.もっともっとできたかも
17.日々チャレンジ、ボーッと生きてもしかたない
18.好奇心だよ、好奇心
19.賭けで生き生き
20.お墓って要るの?
21.セミの脱皮、ヒトの変容
22.聖書──読んで読んで、また読む本
23.永遠のいのちへの飛躍
あとがき。
著者紹介
フィリップ・グロード(Philippe Gourralud)
1927年フランスに生まれる。
1954年来日、61年函館元町カトリック教会主任司祭に就任。
77年函館市に特別養護老人ホーム「旭ケ岡の家」を設立。
施設長となる。
以後、さまざまな老人福祉施設やサービスを広げ、国連の老人憲章づくりにも加わる。
日仏友好親善の功績で「レジョン・ドヌール勲章」受賞。96年北海道新聞社会文化賞受賞。
主著:
『おとしよりに太陽を SOS! 日本の老人福祉』『三人寄ればニッポンが見える』共著(以上、旬報社)
『日本のお年寄り──老人ホームの四季』(YMCA出版)