- ベルギー、ノルベルチヌ会アヴェルボーデ修道院聖歌隊 歌
- 声楽 /歌詞対訳付き
- ISBN978-4-7896-5025-0 /Cコード:C0873
- 女子パウロ会発行
プレモントレの伝統におけるグレゴリオ聖歌
ローマ典礼の豊かな伝統の周辺域には、1120年に聖ノルベルトがプレモントレ(フランス)に創立した修道院の伝統がある。
ノルベルチヌ会(プレモントレ会ともいう)は独自の典礼慣習や典礼書を備えていただけでなく、個人で歌うグレゴリオ聖歌の整備も行った。
プレモントレのカントゥス・プラチヌス(単旋律聖歌)の起源はとりわけ北フランス(ガリア典礼様式)と北東ドイツの音楽伝統の中にあり、ロートリンゲン・ラインランド地方の聖歌や
シトー会の典礼の影響がその上に加わっている。
プレモントレのグレゴリオ聖歌は一般に世界的に知られているグレゴリオ聖歌と旋律的に近いものがあるが、同時に多種多様な特徴を有していることも明らかである。
今日まで、このグレゴリオ聖歌の伝統は多数のノルベルチヌ会修道院において保持されてきた。
この作品は諸聖人と主の降誕の晩の祈りを収録。
──ベルギーのノルベルチヌ会(プレモントレ会)アヴェルボーデ修道院聖歌隊によるグレゴリオ聖歌。
曲目
諸聖人 晩の祈り
1.初め
2.賛歌 救い主イエス
3.詩編唱和[1]詩編113[112]
4.詩編唱和[2]詩編146[145]
5.詩編唱和[3]詩編147b[147]
6.聖書朗読 使徒パウロのエフェソの信徒への手紙1:17-18
7.答唱 主よ、われらに心を向け
8.マリアの歌
9.共同祈願
10.祝福
11.賛美
12.聖母賛歌 天の元后
主の降誕 晩の祈り
13.初め
14.賛歌 日の上る所から
15.詩編唱和[1]詩編110[109]
16.詩編唱和[2]詩編130[129]
17.詩編唱和[3]詩編132[131]
18.聖書朗読 イザヤの預言9:5
19.答唱 ことばが肉となり
20.マリアの歌
21.共同祈願
22.祝福
23.賛美
24.聖母賛歌 救い主を育てた母
──
女子パウロ会公式サイトLaudateより──
【聖ノルベルト司教 とは】
<ノルベルトは、ドイツのゲンネブの裕福な貴族の家に生まれ、若いころは皇帝ハインリッヒ5世のもとで、世の楽しみに浸る生活を送っていた。
25歳のとき、馬に乗って郊外に出かけたところ、突然の激しい雷雨に打たれた。そのとき、「悪事をやめて、よいことをしなさい。平和を探し求めて、それに従いなさい」とのキリストの声を聞いたのである。
その瞬間から彼は回心し、宮廷を去り、修道院に入った。>
<1120年、プレモントレ修道会を創立した。
その会は、聖体に対する尊敬と信心を広めることによって世の罪を贖うことを使命とした>
→聖人カレンダー「6月6日 聖ノルベルト司教」