- 高田三郎 作曲・指揮
- 声楽 /日本語歌詞付き
- フォンテック 発行
キリスト教の賛歌は三位一体の父と子と聖霊のみわざをたたえる賛歌ですが、父に向かうものと、キリストに向かうものと、聖霊に向かうものがあります。
さらに、生涯神を賛美して生きた聖母や聖人をたたえる賛歌も多く作られるようになりました。
この豊かな賛歌の宝庫から、教会の祈りである聖務日課の中に最も優れたものが絶えず選ばれ、今日に至るまでローマ教会では典礼賛歌として用いられています。
第二バチカン公会議による典礼の国語化に伴い、このようなラテン語の賛歌の邦訳が試みられましたが、そのラテン語の詩としての美しさを訳詩では充分表現できず、時代的な限界を感じさせるものも多くありました。
教会の初期に、聖書のことばからインスピレーションを受けて、多くの賛歌が作られたように、現代でも各国の日常のことばに多くの賛歌が作られることが期待されていました。
ここに録音された賛歌は、日本の教会の典礼に用いられるために、日本語で作られた新しい賛歌の歌詞に、高田三郎氏が作曲したものです。
いずれも「典礼聖歌」集に掲載されています。
合唱・典礼聖歌研究会、オルガン・綾部玲子、監修・土屋吉正
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タイトル
一般賛歌
1.父はいる
2.イエス・キリストへ
3.呼ばれています
4.ちいさなひとびとの
5.友よ聞こう
6.風がどこから
7.羊かいがいて
聖書賛歌
8.おお神の富
9.愛の賛歌
10.仕えられるためではなく
11.キリストのように考え
12.神はキリストのうちに
聖母賛歌
13.しあわせなかたマリア
14.天の元后 天の女王
15.天后 あわれみの母
16.天の元后
作曲・指揮者紹介
高田 三郎(たかだ さぶろう)
1913年12月18日 名古屋に生まれる。
1939年 東京音楽学校作曲科卒業。信時潔、クラウス・プリングスハイムに師事
1953年 40歳で受洗。
第2バチカン公会議の典礼憲章によりラテン語のミサが日本語に移行する際に、日本カトリック司教団の依頼で典礼聖歌作曲に着手し、20曲を越える典礼聖歌を作曲した。
1953〜79年 国立音楽大学教授
1979年〜 同大学名誉教授
1963〜68年 日本現代音楽協会委員長
1679〜84年 同協会委員長
2000年10月22日 帰天。
著書:
「くいなは飛ばずに」「来し方」(ともに音楽之友社刊)、「典礼聖歌を作曲して」(オリエンス宗教研究所)