- 百瀬文晃 著
- 184ページ /B6判 並製(ソフトカバー)
- 女子パウロ会 発行
- ISBN978-4-7896-0404-8 /Cコード:C0016
キリスト教のことを学んでみたいと思う人が、だれでも簡単に手にして読める本がないだろうか、あまり専門的にならずに、キリスト教とは何かということを簡潔に紹介するような本がないだろうか、としばしば尋ねられます。
そこで、私はキリスト教のことをまだご存じないかたのために、私なりにキリスト教のおおざっぱな輪郭を描いてみようと思いたちました。
─まえがきより
初版発行:1993年10月7日
第18刷発行:2020年1月7日
全国学校図書館協議会選定図書
もくじ
まえがき
第1章 イエスの生涯と「神の国」の福音
聖書
イエスの登場と周辺世界
「神の国」への期待
貧しい者への福音
山上の説教
創造主への信仰
失われた羊のたとえ
放蕩息子のたとえ
罪のゆるし
イエスの祈り
力あるわざ
ともにする食事
宣教活動の危機
弟子たちの心構え
最後の晩餐
ゲツセマネでの祈り
イエスの裁判
十字架上の死
不思議な逆転
空の墓のしるし
復活の主の顕現
第2章 キリストの教会
聖霊の降臨
教会の誕生
ユダヤ教との決別
パウロの回心
異邦人への宣教
使徒たちとその後継者
聖書正典の形成と教義の発展
教会の統治
東西教会の分裂
修道生活
新しい世界への宣教と日本の教会の創設
プロテスタントの宗教改革
現代のカトリック教会
第3章 キリスト者の生活
三位一体の信仰
洗礼と信仰告白
毎日の祈り
神の愛と隣人への愛
聖餐式(ミサ)の意味
ゆるしの秘跡
結婚と家庭生活
司祭職への召命
老いと病
永遠のいのちへの希望
「からだの復活」
聖徒の交わり
聖母マリア
あとがき
著者紹介
百瀬文晃(ももせ ふみあき)
1940年 東京生まれ。
1961年 イエズス会入会。
1970年 フランクフルトにて司祭叙階。
1977年 フランクフルト・聖ゲオグル神学大学で神学博士号取得。上智大学神学部教授。
2001年よりアテネオ・デ・マニラ大学(フィリピン)神学部で、教義神学の教べんを執る。
現在 日本で司牧に従事。
主な著書:『キリストを知るために』、『キリストとその教会』、
『キリスト教に問う・65のQ&A』、
『子どもたちと読む聖書』。