- 森一弘 著
- 175ページ /B6判 並製
- 女子パウロ会 発行
- ISBN978-4-7896-0704-9 /Cコード:C0016
教会の歴史を振り返りながら、現代カトリック教会が人々につまずきになるものを真摯に見つめ、前教皇ヨハネ・パウロ二世が指摘したように自らを改め、より多くの人々の人生を支える真実の希望になってほしい、という願いを込めて、教会のありように迫る本です。
◎“Laudate”書籍の紹介:
→『これからの教会のありようを考える』
初版発行:2011年4月25日
もくじ
まえがき
一 教会の原型は?
二 教会を支える人々
信徒と司祭のかかわり
三 今日における福音の射程
現実社会の人々に向き合う福音
四 これからの日本の教会が大事にしなければならない視点
第二バチカン公会議後四十数年たって
五 健全な批判精神のすすめ
カトリック者の現代世界への貢献の道
六 あなたの愛を政治に生かすヒント
わたしもあきらめない
七 政治と宗教の距離
現代における宗教の役割
八 罪の隠蔽は福音的でない
聖職者たちの性的虐待事件
カトリック教会にはチェックシステムが必要なのでは?
あとがき
著者紹介
森一弘
1938年生まれ、 神奈川県出身。
上智大学文学部哲学科を卒業。
1967年ローマでカトリック司祭になり、1985年司教に叙階。
2000年まで、東京教区補佐司教を務める。
その間、カトリック中央協議会事務局長を兼務。
現在は財団法人・真生会館の理事長として、講演活動、執筆活動、黙想指導などに携わる。
おもな著書:
『カトリック司教がみた日本社会の痛み』
『しんげん』『神の発見』(五木寛之+対談者森一弘)、『聖書のことば』
『ほんとうのクリスマス』『世界と日本と民主主義のありようを考える』『人が壊されていく 日本社会と人のありようを考える』ほか。