- たしろちさと 絵・文 /ピーター・ミルワード 訳 /菊地信義 装丁・デザイン
- 24ページ /天地 25.7cm×左右 22.6cm 上製
- ISBN978-4-7896-0740-7 /Cコード:C8793
- 女子パウロ会発行
主人公は、ひとりぼっちの小さな、みすぼらしいねこミャー。
明日はクリスマスというのに、ミャーは寒くて震えていました。
雪はどんどん降ってくるし、食べるものをくれる人もありません。
大きなねこたちに追いかけられて、逃げ込んだ袋の中は・・・。
教皇フランシスコは、折あるごとに、今日の子どもたちがおかれている現代社会において排斥、疎外、貧困に苦しんでいる人々に心を向けるように呼びかけておられます。
クリスマス絵本『ひとりぼっちのミャー クリスマスのよるに』は、教皇フランシスコのこの思いに心をとめて、「クリスマスの日」は「みんなが幸せになる日」ということから、家族も友だちもいない見捨てられたミャーのお話を通して、子どもたちの心に、小さいもの、弱いものに心をとめるやさしい心が育っていくための助けになればと願って、「ひとりぼっちのミャー クリスマスのよるに」を発行いたしました。
サンタとミャーの出会いがお互いにとってかけがえのないものになったように・・・・・・。
◎“Laudate”書籍の紹介:
→『ひとりぼっちのミャー クリスマスのよるに』
【日本語と英語の両方で書かれています/Both Japanese & English】
初版発行:2014年10月1日
著者紹介
絵・文:
たしろちさと
東京都生まれ。大学で経済学を学んだ後、4年間の会社勤めを経て、絵本の制作を始める。
『ぼくはカメレオン』で、世界7か国語同時デビュー。
『ひっこしだいさくせん』で2011年日本絵本賞を受賞。
作品に『くんくん、いいにおい』、『おんがくかいのよる』などがある。
訳:
ピーター・ミルワード(Peter Milward)
1925年ロンドンに生まれる。
1943年ウインブルドン・カレッジを卒業、イエズス会に入会。
1954年オクスフォード大学卒業後、来日。1960年東京で司祭となる。
1962年から上智大学で長年にわたって教鞭を執る。
文学部教授を経て、現在、同名誉教授、ルネッサンス研究所所長。
シェイクスピア学者。
著書に、『英文学とカトリシズム』『イギリス人と日本人』『新約聖書と英文学』『シェイクスピアと日本人』『童話の国イギリス』『森の絵本』(訳書)など、多数がある。