- 帚木蓬生 作 /小泉るみ子 絵
- 32ページ /B5変型 縦237mm×横182mm
- 女子パウロ会 発行
- ISBN978-4-7896-0769-8 /Cコード:C8793
むかし、ある海辺の村に、
おじいさんとおばあさん、そして二人の息子が、親子犬3匹と、貧しいながらも平和に暮らしていました。
おじいさんは山にたきぎ取り、おばあさんは畑仕事、息子たちは、舟で海に出て魚取りです。
それぞれ仕事に出かけていたお昼どき、とつぜん大地震と大津波に襲われて、村じゅうが流されてしまいます。
おじいさんとおばあさんは、かしこい犬たちの愛によって救われました。
精神科医で作家の創作民話。
初版発行:2016年4月30日
監修者紹介
作:
帚木蓬生(ははきぎ ほうせい)
1947年、福岡県生まれ。
東京大学仏文科卒業後、TBSに勤務。
退職後、九州大学医学部に学び、卒業後1979年から1981年、フランスの病院神経精神科で研修。
精神科医。現在、福岡県中間市で、通谷メンタルクリニックを開業。
おもな著書に、『三たびの海峡』(吉川英治文学新人賞)、『閉鎖病棟』(山本周五郎賞)、『逃亡』(柴田錬三郎賞)、『白い夏の墓標』、『ソルハ』、『水神』、『やめられない──ギャンブル地獄からの生還』、『蠅の帝国』、『蛍の航跡』、『天に星 地に花』、『悲素』、絵本創作民話に『ひかるさくら』、
『むらさき色の滝』など著作多数。
絵:
小泉るみ子(こいずみ るみこ)
1950年、北海道美唄市生まれ。
早稲田大学文学部卒業後、絵本、教科書などのさし絵を手がける。
おもな絵本に、子どものころの暮らしと故郷の美唄を舞台にした北の大地の四季を透明感あふれる大胆なタッチで描いた、「小泉るみ子四季のえほんシリーズ」の四部作『わたしの好きな場所』『ふぶきのあとに』『秋は林をぬけて』『カッコウが鳴く日』や、『バスをおりたら……』、
『きかんぼねずみのクリスマス』、
『ふしぎなよる』、『ひかるさくら』、
『むらさき色の滝』など多数。
日本児童出版美術家連盟会員。