- 日本カトリック司教団 著
- 168ページ /B6判 並製(ソフトカバー)
- カトリック中央協議会 発行
- ISBN978-4-87750-203-4 /Cコード:C0016
「21世紀への司教団メッセージ」として2001年に発行された『いのちへのまなざし』に大幅な改訂を加え、第二章以降を全面的に書き改めた「増補新版」。
混迷を続ける現代社会の中で「時のしるし」を見極め、いのちの尊厳といのちのさまざまなつながりを深く尊重するよう変わることなく訴えていく、新たな司教団メッセージ。
今やあらゆる問題は複雑に絡み合い、国境を越え、地球規模となっています。
このメッセージで述べることは、ごく小さな提言でしかないかもしれません。
しかし、神から与えられた
すべてのいのちを尊重するという視点をもって、さまざまな問題に対してできるかぎり誠実に向き合っていきたい、これがわたしたち日本の司教団の思いなのです。
初版発行:2017年3月17日
第3刷発行:2018年12月18日
※この書籍はお取り寄せのため、ご注文後のキャンセルはできません。また、お取り寄せに1〜3週間ほどかかります。他の商品を合わせてご注文なさる場合、発送が遅くなりますのでご注意ください。
もくじ
増補新版のための前書き
旧版あいさつ
はじめに
第一章 聖書からのメッセージ
第二章 人生の歩みの中で
一 いのち―誕生から成長
1 誕生
2 成長していく歩みの中で
3 性の目覚め
二 成人・結婚
1 就労と人間の尊厳
2 家庭を築く
3 新しいいのち
三 老いを生きる
1 老いを迎えるということ
2 高齢社会と教会
第三章 生と死をめぐる諸問題
序──生命操作と生命倫理
一 生と死の尊厳
1 出生前診断と障害
2 ヒト胚の操作
3 終末期医療
4 脳死と臓器移植
5 自殺/自死
6 死刑
二 いのちを脅かすもの
1 環境問題
2 原子力発電
3 格差と貧困
4 差別
5 戦争・暴力
おわりに