町には健康食品があふれ、現代人は、健康で、美しく、望ましいからだを保持するためにはあらゆる努力をし、健康のみに人生の価値をおいているかのようです。
しかし、健康で幸せな状態がなくなると思われるときに、いったい何がおこるでしょうか?
「健康と病気」の身近なはなしから、わたしたちを深い思索へと導きます。
これは、人間とからだの深い関係に光をあてた現代の神学書です。
◎女子パウロ会公式サイトLaudate 書籍の紹介:
→『からだのはなし』
初版発行:2010年3月25日
もくじ
はじめに
第1章 健康と病気
第2章 からだとは何か
第3章 他者性と男女の性
第4章 秘跡について
第5章 からだの復活
エピローグ
訳者のあとがき
著者紹介
著者:
カルロ・マリア・マルティーニ(Carlo Maria Martini)
1927年2月15日 イタリアのトリノ市に生まれる。
1944年 イエズス会に入会。
1952年7月13日 司祭に叙階。
その後、ローマのビブリコ(教皇庁立聖書研究所)において聖書学を学び、書学博士号を取得。
同研究所の聖書研究部教授・所長をつとめ、グレゴリアン大学の総長に就任。
1979年12月29日 ミラノ教区大司教に任命される。
1983年2月2日 枢機卿に任命される。
主な著書:
『パウロの信仰告白』『ヨブ記の黙想』(女子パウロ会)ほか
訳者:
松本紘一(まつもと こういち)
1942年 松江市に生まれる。
1964年 イエズス会に入会。
1974年 司祭叙階。
司祭叙階後、これまでに広島学院、イエズス会管区長館、麹町聖イグナチオ教会で働き、2007年より現在までマニラのアテネオ大学内にあるイエズス会のアルペ国際神学院で院長をつとめている。
訳書:
『キリストの友となるために』『自分を知り 神を知る』(カルロ・マリア・マルティーニ 著)がある。