- 遠藤順子 著
- 232ページ /四六判 並製(ソフトカバー)
- 女子パウロ会 発行
- ISBN978-4-7896-0596-0 /Cコード:C0037
めまぐるしく変化する現代日本社会。
そのなかで、家庭が危機に瀕していると言われて久しいが、なぜ崩壊なのか、再建への道は?
なかでもいちばんしわ寄せを受けるのは弱い者、小さい者のいのちである。
家族が家族であるために、もっと手をかけ、ひまをかけ、「気」をおくることが大切、と人生経験七十数年の著者が語る。
発売日:2005年6月2日
もくじ
はじめに
第1章 まず、小さいいのちを守ることから
第2章 一回きりの人生だから
第3章 いとも簡単に切れるか、夫婦の絆は今
第4章 子育てにかける手間
第5章 なぜ、これほどの家庭崩壊
第6章 家庭を再建するために
第7章 小さい者のいのちを守る
5人のレポートから
親にこそ、性教育の務め:長谷川綾子
天からのメッセージ:賀久はつ
ある障害児と家族の絆:蓮田太二
赤ちゃんポスト:田口朝子
子供ほどおもしろいものはない:山崎正勝
あとがき
著者紹介
遠藤順子(えんどう じゅんこ)
1927年 実業家・岡田幸三郎の長女として東京に生まれる。
慶應義塾大学仏文科卒業。
在学中に遠藤 周作と出会い、1955年 結婚。
翌年、長男・龍之介を出産。
以後、夫の作家活動と闘病生活を支える。
1996年9月29日、遠藤 周作逝去。
後、「死は終わりではない」「心あたたかな医療」「日本人の心に届くキリスト」の三つの課題を「夫の宿題」として、その遺志を受け継ぎ、種々の活動に精力的に取り組んでいる。
特に、2003年よりNPO法人「円ブリオ基金センター」理事長就任以来、胎児の生命を守る運動にも情熱を燃やしている。
著書:
『夫・遠藤 周作を語る』(文藝春秋)、『夫の宿題』『再会』『ビルマ独立に命をかけた男たち』(PHP研究所)、『70歳からのひとり暮らし』(祥伝社)。
長谷川綾子(はせがわ あやこ)
聖母病院看護部長
賀久はつ(かく はつ)
むなかた助産院院長
蓮田太二(はすだ たいじ)
医療法人聖粒会慈恵病院理事長、産婦人科医
田口朝子(たぐち あさこ)
「生命尊重センター」スタッフ
山崎正勝(やまざき まさかつ)
福山暁の星女子高等学校教諭