- パトリック・オサリバン 著 /池田雅彦 装幀・装画デザイン /小熊晴代 訳
- 223ページ /B6判 並製(ソフトカバー)
- 女子パウロ会 発行
- ISBN978-4-7896-0545-8 /Cコード:C0016
キリスト者は皆、信仰からはじまり信仰に至る旅路の途上にあります。
私たちはどのように神との関係をはぐくむための道を歩めばよいのか、その関係を曇らせる罪をどのようにみればよいのか、どのようにすれば闇から光に入れるかを著者は示してくれます。
本書は実用的で地に足のついた霊性の本です。
行きづまりは、自分が責任をとりすぎたり、あるいは反対に相手の責任にしたりして、自分自身が分裂しているから。
いのちに至る唯一の道は、行きづまった点に戻ってみて、そこからどう自分が変われるかにかかっている。
初版発行:2002年4月15日
もくじ
はじめに
私たちと神との関係をそだてる
1 私たちと神との関係を楽しむ
2 信仰生活
3 神とくつろぐー祈りの生活
4 さらに祈りについて
5 親密さと祈り
6 心の祈り
関係の中に潜む陰
7 罪
8 行き詰まったとき
闇から光りへ
9 み国に入る
10 現代の教会を見つめて
イエスに従う
11 イエスの神秘
12 識別
過ぎ越しの神秘
13 過ぎ越しの神秘と日常生活
「結びにかえて」 ペドロ・アルベ神父
訳者あとがき
著者紹介
著者:
パトリック・オサリバン(Patrick O'Sullivan)
イエズス会士。 オーストラリア人。
ローマでCLC(キリスト者生活共同体)のイエズス会事務局を担当。
オーストラリアに帰国後CLCの仕事を続けるかたわらメルボルンのキャンピオン黙想センターの所長、『マドンナ』誌の編集長を兼務。
その後、東アフリカでイエズス会難民活動に従事。
1996年に帰国し中間期神学生の指導。
現在は、第三修練者指導、黙想指導に従事。
訳者:
小熊晴代(おぐま はるよ)
1959年 富山県に生まれる。
1983年 上智大学大学院英米文学博士前期課程修了。
1990年 米国ステューベンビル・フランシスカン大学大学院神学博士課程終了。
主な訳書:
『ひとりきりのとき人は愛することができる』(女子パウロ会)他がある。
現在の主な仕事は、月刊誌『毎月の黙想』の翻訳。
監修者:
山岡三治(やまおか さんじ)
イエズス会士
1948年 東京に生まれる。
1984年 司祭叙階(イエズス会)。
1990年 グレゴリアン大学神学博士課程修了。
現在、上智大学神学部長。
共著『イエス・キリストの再発見』他がある。