- 松永伍一 著
- 232ページ /文庫本 並製(ソフトカバー)
- 女子パウロ会 発行
- ISBN978-4-7896-0371-3 /Cコード:C0193
今から400年以上も前、
4人の少年たちが3年余の歳月をかけてローマにおもむき、
時の教皇グレゴリオ13世に謁見した。
長く、苦しい旅の途中、少年たちは何を考え、
どんな思いを抱いていたのか?
そして、彼らの目に映ったヨーロッパは?
天正の少年使節が日本をたってから8年の後、
すっかり成人して帰国するまでの物語。
もくじ
出発まで
海は怖い
マラッカの赤い夕日
暑い国インドで
ヨーロッパの玄関
エスパニアを駆ける
栄光のローマ
帰りの出来事
8年ぶりの故国
少年使節年表
著者紹介
松永 伍一(まつなが ごいち)
詩人、評論家。
1930年福岡県生まれ。八女高校卒。
1957年上京し文筆活動に入る。
著作は100冊を越える。
主な著書:
児童文学―詩集『油屋のジョン』(理論社)『わらべ歌』(TBSブリタニカ)「少年─良太の橋』(理論社)『旅びと─ペトロ岐部』『まぼろしの天使─天草四郎』,『虹いろの馬車』,『魔法のバテレン』(偕成社)。