- 結城了悟 著 /門坂流 絵
- 117ページ /B6判 上製(ハードカバー)
- 女子パウロ会 発行
- ISBN978-4-7896-0527-4 /Cコード:C0016
石碑とは、石の本という意味である。
長崎の墓地にある石碑(いしぶみ)に著者は、遠くヨーロッパから日本に渡った人々の人生におもいをはせながら、人生の波頭を超えて、天のふるさとへ旅する人間の歩みをダブらせている。
生と死についての黙想書といえる。
26聖人殉教記念館の出版『外人墓地の碑文』を改訂したもの。
葬儀の「会葬御礼」にも最適です。
もくじ
はじめに
ジョン・フランシス
石とことば
羽子板とてまり
若木
解けないきずな
お父さん
司祭
「波の声も止まれ」
折れた柱
友の心
宣教師
戦争と平和
無名の墓
倒された十字架
「終わりとは」?
花びら
風化する石
また会う日まで
永遠の光り
あとがき
著者紹介
著者:
結城 了悟(ゆうき りょうご)
1922年 スペインに生まれる。
1939年 イエズス会に入会。
1948年 来日。
1954年 司祭叙階。
1963年 日本二六聖人記念館館長に就任。
1975年 沖縄海洋博ヴァチカン館のプロデューサーを務める。
1978年 帰化する。
1982年 昭和少年使節団に同行。
イラスト:
門坂 流(かどさか りゅう)
1948年 京都に生まれる。
個展暦:
1987年 INAXギャラリー
1988、1990、1993年 ガレリアグラフィカ
1991、2000年 伊勢丹
2000年 名古屋国際デザインセンター、大阪セルフソウアーギャラリーなど
出版暦
1988年 ペン画集「風力の学派」ぎょうせい刊
1990年 版画集「水の光景」ぎょうせい刊
2000年 門坂流作品展「百年の預言」朝日新聞社刊