- 高木一雄 著
- 317ページ /文庫本 並製(ソフトカバー)
- 聖母の騎士社 発行
- ISBN4-88216-235-0 /Cコード:C0195
最初は寛永16年(1639)初夏、伝馬町牢内で拷問により転んだとされ暫く収容されていたイエズス会ジョアン・パプチスタ・ポルロ神父とマルチノ式見市左御門神父が送られてきた。
続いて寛永20年(1643)9月、イエズス会士4人と従者6人、それに宝永6年(1709)11月にはイタリア人在俗司祭ジョアン・パプチスタ・シドッチ神父も送られてきた。
彼らは一様に扶持米が与えられ仮令表面上でも転宗を誓えば一生涯をのんびりと山屋敷で暮らせたわけであった。
──「はじめに」より
初版発行:2002年12月25日
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もくじ
はじめに
一 未知なる世界への布教
二 異教国日本とキリスト教
三 幕府のキリスト教弾圧
四 天草・島原の農民一揆
五 奥羽地方潜伏宣教師の捕縛
六 宗門改役井上筑後守下屋敷
七 キリシタン山屋敷と改称
八 歴代宗門改役とキリシタン宣教師
付記 「契利斯督記」より
キリシタン山屋敷に関する年表
付録 大名・旗本家と久留子紋について
主なる参考文献
著者紹介
高木一雄(たかぎ かずお)
「明治カトリック教会史研究」(上・中・下)「日本・ヴァチカン外交史」「大正・昭和カトリック教会史」(1)(2)(3)(4)「江戸キリシタンの殉教」「日本カトリック教会復活史」「明治カトリック教会史」(1)(2)「現代日本カトリック教会史」(1)
「東京周辺キリシタン遺跡めぐり」(聖母文庫)「関東で活躍したフランシスコ会士たち」「伊達政宗と慶長遣欧使節」(聖母文庫)
「東北のキリシタン殉教地をゆく」(聖母文庫)
主なる編書:「カトリック東京教区年表」