- ヘンリ・J・M・ナウウェン 著 /三保元 訳
- 257ページ /B6判 上製
- 女子パウロ会 発行
- ISBN978-4-7896-0550-2 /Cコード:C0016
著者の言葉──
本書は、「イエス・キリストの精神”Spirit”に基づいた人生とはどのような意味を持っているのか」という問いへの答えである。
まず、内奥の自己に、次に人間同士、そして神に手を差し伸べる祈りの道を自身の体験に基づいて述べた霊的生活の書。
初版発行:2002年6月11日
3刷発行:2012年4月2日
もくじ
まえがき
序
内奥の自己に手を差し伸べる
第一の移行 孤独から独りで在ることへ
第1章 苦しい孤独
第2章 感受性に富む独り
第3章 創造的な対応
人間同士手を伸べあおう
第二の移行 敵意から接遇(もてなし)の心へ
第4章 なじみのない人々に居場所を
第5章 接遇(もてなし)の形
第6章 接遇(もてなし)と家の主人(あるじ)
神に手を差し伸べる
第三の移行 幻想から祈りへ
第7章 祈りと死すべき人間
第8章 心からなる祈り
第9章 共同体と祈り
結び
訳者あとがき
著者紹介
著者:
ヘンリ・J・M・ナウウェン
1932年 オランダに生まれる。
1957年 ユトレヒトで司祭に叙階される。
1964年 ネイメイヘン大学卒業 神学・心理学専攻。
1971〜81年 イエール大学神学部 教職。
1983〜85年 ハーバード大学神学部 教職。
1986年 カナダ、トロント近郊の ラルシュ・デイブレイク主任司祭となる。
1996年 オランダで急逝。
著書:
『最後の日記-信仰と友情の旅-』『コンパッション』(女子パウロ会)『ジェネシー日記』『愛されるものの生活』 ほか多数。
訳者:
美保元(みほ もと)
1932年 神戸に生まれる。
元国際基督教大学教授。
主要訳書:
クロード・レヴィ=ストロ−ス『遙かなる視線』(みすず書房)
フランシーヌ・エライユ『貴族たち、官僚たち』(平凡社)
レーモン・アロン『回想録』(みすず書房)
グザヴィエ・レオン=デュフール『イエスの復活とその福音』(新教出版社)