- アントニー・デ・メロ 著 /中谷晴代 訳
- 184ページ /四六判 上製(ハードカバー)
- 女子パウロ会 発行
- ISBN978-4-7896-0418-5 /Cコード:C0016
聖書のことばを、愛と、愛の障害という視点から洞察し、いかにして執着・欲望・イデオロギー・公式などから解放され、無条件で愛することができるかを黙想する。
アントニー・デ・メロ晩年の黙想書。
原題:"Call to Love Meditations"
もくじ
まえがき
黙想 たとえ全世界を手に入れても
黙想 だれかがわたしのもとに来るとしても
黙想 下着を取ろうとする者には上着をも
黙想 その人はこの言葉に気を落とし
黙想 金持ちが神の国に入るよりも
黙想 狐には穴があり
黙想 自分を愛してくれる人を愛したところで
黙想 わたしがこの世に来たのは
黙想 悔い改めよ
黙想 永遠のいのちを得るには
黙想 一つの石もここで崩されずに
黙想 施しをするときは
黙想 蛇のように賢く
黙想 天の国は力ずくで襲われており
黙想 真理に基づいて神の道を教え
黙想 あなたがたの師はひとりだけ
黙想 子供のようにならなければ
黙想 互いに愛し合いなさい
黙想 鋤に手をかけてから
黙想 敵を愛しなさい
黙想 なぜ、罪びとといっしょに食事を
黙想 主人が帰って来たとき
黙想 イエスは、祈るためにひとり山に
黙想 人を裁くな
黙想 片方の手があなたをつまずかせるなら
黙想 メシアはこういう苦しみを受けて
黙想 わたしが来たのは、地上に火を投ずるため
黙想 空の鳥をよく見なさい
黙想 自分のいのちを得ようとする者は
黙想 からだのともし火は目である
黙想 人の子は思いがけないときに来る
著者紹介
著者:
アントニー・デ・メロ(Anthony de Mello)
1931年 インド、ボンベイに生まれる。
1947年 イエズス会に入会。
1961年 司祭叙階。
スペインで哲学、アメリカで心理学を学び、インドに帰って東洋と西洋の霊性の総合、心理学とイグナチオ的霊性の総合を試み、司牧的カウンセリング研究所「サダーナ」を主宰する。
1987年 ニューヨークで客死。
邦訳書:
『東洋の瞑想とキリスト者の祈り』、
『何を、どう祈ればいいか』、
『小鳥の歌』、
『心の泉』、
『沈黙の泉』、『蛙の祈り』、
『ひとりきりのとき人は愛することができる』(女子パウロ会)。
訳者:
中谷 晴代(本名:小熊 晴代)
1959年 富山県高岡市に生まれる。
1983年 上智大学大学院英米文学博士前期課程修了。
1990年 米国ステューベンビル・フランシスカン大学大学院神学修士課程修了。
訳書:『主のまなざしの中に』(ヴェリタス出版社)『行きづまったとき』(女子パウロ会)『愛と性の結婚生活』(共訳・サン・パウロ)『聖霊と教会』(共訳・聖母の騎士社)
現在のおもな仕事は、月刊誌『毎月の黙想』(みことばの泉社)翻訳・校正。