- 教皇フランシスコ 著 / 瀬本正之 訳
- 64頁 /四六判 並製
- カトリック中央協議会 発行
- ISBN978-4-87750-246-1 /Cコード:C0016
時の経過とともに、わたしたちを抱容する世界が崩壊しつつあり、また限界点に近づきつつあるかもしれないのに、
わたしたちの対応は不十分だということがわかってきました。
そうした可能性に加えて疑いえないのは、たくさんの人の生活と家族が気候変動の影響によって、
ますます傷つけられるだろうということです。――本文より
2015年に公布された回勅『ラウダート・シ』を補完する使徒的勧告。
「地球規模の社会問題であり、また人間の生命の尊厳に密接にかかわる問題」である気候危機。
その原因が人間であることは疑いようがないと明言し、8年を経て、地球がさらに確実に限界点へと近づきつつあることへの
認識を強く促す。
今すぐに求められる効果的な対応のために、国際政治の弱点を具体的に指摘し、新たな世界情勢を考慮した
多国間主義の再設計を提言するとともに、拘束力あるエネルギー転換の枠組み確立を求める。
【原文の発表年月日】2023年10月4日
初版発行:2023年12月8日
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もくじ
1.地球規模の気候危機
2.増長する技術主義パラダイム
3.国際政治の弱点
4.気候会議―前進と失敗
5.ドバイでのCOP28に何を期待すべきか
6.霊的な動機
注
訳者あとがき
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