- 千葉茂樹 編著
- 198ページ /B6判 並製(ソフトカバー)
- 女子パウロ会 発行
- ISBN978-4-7896-0006-4 /Cコード:C0023
世界ではじめてマザー・テレサのドキュメンタリー映画を作ることに成功したチームが、映画だけでは表現しきれなかった印象と感動をまとめ、日本人としてマザーの精神をどう受けとめ、どう生きるべきか厳しく問いかける。
「プロローグ」より──
映画の直接的な製作には、5人のスタッフが加わり、跡ともいえるフィルム取材に恵まれた。
それは、いま思うと夢のようで、信じられないほどである。
そして、多くの人びとの身にあまる支援を得て、映画は一人歩きを始めた。
しかし、私たちの願いは、それにとどまらない。
さらに一人でも多くの人びとに、マザー・テレサのことを知ってもらいたいと思う。
その願いをこめて、映画製作に直接たずさわった5人のスタッフが、それぞれの立場から彼女との出会いをまとめることにした。
その各自のドキュメントを手がかりにして、マザー・テレサの全体像にすこしでも近づけたら幸いである。
全国学校図書館協議会選定図書・日本図書館協会選定図書
初版発行:1980年1月15日
22刷発行:2010年4月16日
もくじ
プロローグ
遠い準備
テレサ修道女の記録
映像化に挑む
痛みと救い
私のなかのマザー・テレサ
その1──小島好美
その2──伊藤嘉宏
その3──河内豊英
その4──白井詔子
その5──千葉茂樹
著者紹介
千葉茂樹(ちば しげき)
1933年 福島に生まれる。
1955年 日本大学芸術学部映画学科卒業。
脚本家としてデビュー後、劇映画、テレビ、教育短編など多方面で脚本、演出活動を続ける。
現在、近代映画協会、日本シナリオ作家協会に所属。日本映画学校専任講師。
映画の主な受賞作品:
「マザー・テレサとその世界」、
「アウシュビッツ愛の奇蹟」、「アンデスの嶺のもとに」
主な著書:
『マザー・テレサとその世界』、
『コルベ神父』。
──
女子パウロ会公式サイトLaudateより──
【コルカタの聖テレサ:マザーテレサ (Mother Teresa)とは】
1910年 スコピエ(現在のマケドニア)で生まれる
1928年 ダブリン所在のロレット修道会に入会
1948 年 カルカッタで「神の愛の宣教者会」を創設するため、ロレット修道会を退会。
──貧しい人びとの中で最も貧しい人への奉仕が彼女の生涯の仕事となった。
1979年 ノーベル平和賞を受賞
1997年の没後直ちに列聖調査が開始
2003年 列福
2016年 列聖、聖人と認定される。
→女子パウロ会公式サイトLaudate:特別企画「マザー・テレサ」