ジャンヌ・ダルクは、魔女と呼ばれ、火刑にされました。
一方で、彼女は聖女と呼ばれ、
フランスの救世主・オルレアンの少女として、
今も世界の人々に尊敬されています。
神と聖者たちを侮辱し、
聖書と教会を無視した異端者として処刑されたジャンヌ・ダルクが、
500年後、教会の名によって聖者の列に加えられたのです。
この本は、そんなジャンヌ・ダルクの生涯を紹介した、
小学校中級以上向けの本です。
けれど、はじめて聖人伝に接する大人の方にもお薦めできる一冊です。
全国学校図書館協議会選定図書
もくじ
- フランスの悲しみ
村を追われて
百年戦争
少女ジャンヌ
天使のお告げ
思いがけない宿命
ヴォークールールへ - 光に向かって
ひらかれた道
皇太子
ポワチェでの取り調べ
白馬の騎士
オルレアンの少女
一四二九年五月七日 - 栄光とさげすみ
ランスへの道
戴冠式
うらぎり
とらわれ
不正な裁判
判決
飛びたった白ばと
解説
著者紹介
井村勝子(いむら かつこ)
聖パウロ女子修道会会員。
1944年 北海道に生まれる。
1965年 東京白百合短期大学卒業。
白井詔子(しらい しょうこ)
聖パウロ女子修道会会員。
1944年 兵庫県に生まれる。
1966年 賢明女子学院英語専攻科卒業。
1974年 東京マンガスクール卒業。
2001年 帰天。
さし絵:田中槇子(たなか まきこ)
1942年 東京に生まれる。
武蔵野美術大学グラフィックデザイン科卒業。
グラフィックデザイナー・アートディレクターを経て現在フリーで活躍。
絵本:
『のあのはこぶね』(女子パウロ会) さし絵に『鮭のくる川』などがある。
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