- 著 加藤 美紀
- 272頁 /B6判 並製(ソフトカバー)
- オリエンス宗教研究所 発行
- ISBN98-4-87232-119-7 /Cコード:C0016
シスター・教育学者として人間教育に携わる著者が、聖書、フランクル、ヒルティなどをヒントに
希望へと向かう道筋を綴るエッセイ集。
父、ひふみんこと、加藤一二三氏との楽しい対談つき。
エッセイの題材は、学生との思い出、コロナ禍など現在と今後の在り方、夢の分析、フランクル、ヒルティ、河合隼雄などから学んだ
人生の意味に関する考察、また魂理解、神義論的考察など多岐に及ぶ。
それらは著者が長年思い巡らし、自身の生活経験を踏まえて深めてきたものである。
それらの考察は、著者の人間形成の核にある挫折と立ち直りの経験を中心にめぐらされている。
すなわち、最初に入会した修道会での挫折を経た後、父をはじめとする周囲の励まし、聖書やフランクル、ヒルティなどの
言葉に支えられ、立ち直り、予想もしなかった神の導きと配慮を実感するという信仰体験である。
また、将棋棋士であり、著者の父でもある加藤一二三氏との親密な、楽しい信仰の分かち合いの対談では、
彼の大らかでまっすぐな、しかもとても深い、実践的なカトリック信仰を学ぶことができる。
初版発行:2022年10月7日
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もくじ
1 神の祝福を願い求める
2 魂を人生の羅針盤として
3 祈りの人は愛する人に
4 待ちわびた人生の春
5 よりよく生きる
6 私は私であってよい
7 あなたの人生はわたしの手の中に
8 夢を生きた聖人たち
9 今こそすべてはよい
10 有神論と無神論の接点
11 夢の中の識られざる神
12 神と共にある喜び
13 神と人に心を開き、喜び安堵しつつ
14 神の呼びかけが響き渡る
15 曲がった線でまっすぐに引く
16 再び、立ち上がる
17 父娘対談(一)人生の最善手
18 父娘対談(二)神様からの約束
19 父娘対談(三)隠れた聖人
20 父娘対談(四)名曲と名局
21 父娘対談(五)天職を極める
22 父娘対談プラス 直感精読と無心
23 エピローグ 神からのコーリング<召命>のしるし
主な引用・参考文献
あとがき
著者紹介
加藤 美紀(かとう みき)
シャルトル聖パウロ修道女会会員。
現在、仙台白百合女子大学人間学部グローバル・スタディーズ学科教授、同大学カトリック研究所所長。
日本カトリック教育学会全国理事。
東京都出身。九段の白百合学園幼小中高卒業。上智大学外国語学科ポルトガル語学科卒業後、
JETRO(ジェトロ)日本貿易振興機構にて総合職勤務。
修道会入会後、小中高一貫・女子教育のカトリック学校教諭を経て、現職。
東北大学で修士号、上智大学で博士号を取得。博士(教育学)。日本カトリック大学連盟2018カトリック学術研究奨励賞受賞。
単著『<生きる意味>の教育―スピリチュアリティを育むカトリック学校』(教友社、2020年)で日本カトリック教育学会賞受賞。
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