- M・ローベ 文 /A・カウフマン 絵 /八木博 訳
- 26ページ /29×21cm 上製
- 女子パウロ会 発行
- ISBN978-4-7896-0356-0 /Cコード:C0798
果樹園の古いリンゴの木は、きまえがいい。
みんなが「うるさい」「きたない」と追い払った動物を、
「ああ、いいよ」ととまらせた。
やがて冬。
リンゴの木だけは、とても幸せだった。
四季の移り変わりとともに、
植物と動物が織り成す自然を描き、
共存の美しさを訴えている。
幼稚園年長(5歳)以上向けです。
全国学校図書館協議会選定図書・日本図書館協会選定図書
著者紹介
著者:ミーラ・ローベ
1913年 ドイツで生まれたユダヤ人。
現在、オーストリアで最も活躍している児童文学作家の一人。
女学校卒業のころナチスを逃れて、パレスチナで苦しい亡命生活を送る。
第二次世界大戦ウィーンに移り、児童読み物を書き続ける。
国際アンデルセン賞優良賞など多くの賞を受ける。
主な作品:
『小さいかいじゅう』,『ゆかいな子ぐまのポン』他、多数。
絵:アンゲーリカ・アウフマン
1935年 生まれ。
オーストリアの女流画家、版画家。ウィーン造形美術大学ほかで学ぶ。
オーストリア各地を初めドイツ、ノルウェー、日本など世界の各地で展覧会を開催。
1970年以降、絵本を描き続けている。
訳者:八木博(やぎ ひろし)
山梨大学教育学部助教授。
主な作品:『小さいかいじゅう』,『ゆかいな子ぐまのポン』他、多数。
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