- 黒田清 文 /依光隆 絵
- 184ページ /A5判 上製
- 女子パウロ会 発行
- ISBN978-4-7896-0474-1 /Cコード:C8023
大きな夢を引きつごう! 平和な世界をきずくために。
地球の自然を守ろうと、
97才で亡くなるまでその道に情熱をかたむけた遠山正瑛博士。
世界平和への希望を与えた
その生涯の苦闘と喜びを、感動的に描く。
「あとがき」より──
さばくは、日本にはない。
だから、本当のさばくを理解するのは、なかなか難しい。
でも、この本を読んだ君は、
さばくのイメージが大きく変わったんじゃないかな。
そうなんだ、さばくは「死の世界」じゃなく、
おいしい果物や野菜を作ることができる“未開発地”だったんだ。
だからといって、何もせずに、ただほったらかしていたら
、食べ物がなくなるということにもなりかねない。
いや、それだけではないんだ。
さばく緑化というはるかな夢は、
遠山正瑛博士にとっては、戦争をなくす運動でもあるんだよ。
「100年かかろうが、200年かかろうが、
さばくを緑あふれる大地に変え、
生活を豊かにしないと戦争はなくならない。」
そういって、遠山博士は、
90歳を超えたいまでも中国のさばくに立ち、ポプラの苗木を植え続けている。
だから、本当のさばくを理解するのは、なかなか難しい。
でも、この本を読んだ君は、
さばくのイメージが大きく変わったんじゃないかな。
そうなんだ、さばくは「死の世界」じゃなく、
おいしい果物や野菜を作ることができる“未開発地”だったんだ。
だからといって、何もせずに、ただほったらかしていたら
、食べ物がなくなるということにもなりかねない。
いや、それだけではないんだ。
さばく緑化というはるかな夢は、
遠山正瑛博士にとっては、戦争をなくす運動でもあるんだよ。
「100年かかろうが、200年かかろうが、
さばくを緑あふれる大地に変え、
生活を豊かにしないと戦争はなくならない。」
そういって、遠山博士は、
90歳を超えたいまでも中国のさばくに立ち、ポプラの苗木を植え続けている。
小学校初級以上向けです。
全国学校図書館協議会選定図書
もくじ
1.大きな夢
2.中国留学
3.戦火をのがれて
4.母の願い
5.大地のいのち
6.恩師の言葉
7.砂丘に立つ
8.長イモができた
9.「さばく」ができるわけ
10.中国のさばくとの再会
11.クズとヒツジ
12.緑の協力隊 −子どもたちの笑顔−
2.中国留学
3.戦火をのがれて
4.母の願い
5.大地のいのち
6.恩師の言葉
7.砂丘に立つ
8.長イモができた
9.「さばく」ができるわけ
10.中国のさばくとの再会
11.クズとヒツジ
12.緑の協力隊 −子どもたちの笑顔−
著者紹介
著者:黒田清(くろだ きよし)
1931年 大阪市に生まれる。中学ではハンドボール、ソフトボール、高校・大学では野球をしながら勉強もする。
1952年 読売新聞大阪本社に入社。社会部一筋。
1987年 黒田ジャーナルを設立。会員制の月刊誌『窓友新聞』を発行している。
主な作品:
『警官汚職』(角川書店)−59年度日本ノンフィクション賞受賞−、連載『戦争』−戦争展開催で菊池寛賞を受賞−、『会えてよかった』,『元気の出る本』他。児童書『エンピツ一本、事件を追え!一新聞記者の24時間』(ポプラ社)
画家紹介:依光隆(よりみつ たかし)
1926年 高知県に生まれ、大連で育つ。共同通信社を経てフリーに。
日本出版美術家連盟理事、創作集団プロミネンス会長。
主な作品:
画集『ペリー・ローダンの世界』(早川書房)、画集『零戦燃ゆ』(文藝春秋)、『マザー・テレサこんにちは』(女子パウロ会)、『白旗の少女』(講談社)―1990年児童福祉文化賞受賞―。
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