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十字架の聖ヨハネの霊性 フェデリコ・ルイス師の講話

インターネットやAIが発達する現代において、神への信仰を生きることの意味を十字架の聖ヨハネの思想、生涯の中に探る。
型番 4480563918
販売価格 1,760円(税込)
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  • フェデリコ・ルイス 著 /九里 彰

  • 184ページ /B6判 並製(ソフトカバー)

  • サンパウロ 発行

  • ISBN978-4-8056-3918-4 /Cコード:C0016


スペインで「詩人の守護聖人」と称される十字架の聖ヨハネは、
日常生活の中で神との親密な関係を生き、
またキリストとの愛の交わりを生きた聖人であった。

彼は自身の神体験を詩で表現し、
自らそれを解説し著作として残している。

そんな彼は決して近寄り難い人物だったわけではなく、
バランスの取れた温厚な人であった。

インターネットやAIが発達する現代において、
神への信仰を生きることの意味を
十字架の聖ヨハネの思想、生涯の中に探る。

初版発行:2020年2月28日

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もくじ


 まえがき

第一講話 跣足カルメル会士としての十字架の聖ヨハネ
 聖人の個人的生活と体験
 証言によるヨハネの霊的指導
 彼の著作

第二講話 十字架の聖ヨハネの霊性の主な側面
 一 愛の一致(unión de amor)
 二 自己否定と放棄(negación, renuncia)
 三 変容の過程(el proceso espiritual)

第三講話 信仰による照らし
 対神生活への手引き
 十字架の聖ヨハネが生き、かつ説いた信仰
 信仰の中心としての神の秘儀
 キリストにおける啓示
 信仰の光:信者の態度
 信仰による出会い

第四講話 愛による変容
 一 聖ヨハネ自身の愛
 二 神学的基礎:「私たちは愛するために創られた」
 三 混乱した愛情:欲望、欲求
 四 意思の愛
 五 変容する愛

第五講話 媒介の使用
 一 対神生活における媒介
 二 媒介に関する聖ヨハネの個人的実践
 三と四 媒介としての感覚の使用と媒介に関する修行(Asceticism)
 五 神秘体験における媒介の役割

第六講話 潜心と内省
 一 十字架の聖ヨハネの時代における霊的用語としての潜心の概念
 二 今日における潜心の再発見
 三 対神的潜心
 四 心理的内面性
 五 平素の態度となった潜心
 六 神への愛のこもったまなざし

訳者あとがき


著者紹介


著者:フェデリコ・ルイス・サルバドル(Federico Ruiz Salvador)
1933年 スペイン、パレンシア生まれ。
1950年 跣足カルメル修道会へ入会。
1957年 司祭叙階。ローマ・カルメル会国際神学院テレジアーヌム教授。
2018年10月27日 マドリードにて帰天。享年85歳。
著書:『霊の道 霊性神学概要』(EDE)、『神秘家、霊的教師 十字架の聖ヨハネ』(EDE)、『十字架の聖ヨハネ入門 人間、著作、体系』(BAC)、『体系的霊性』(Baxant)、『神は夜に語られる』(EDE)他。

訳者:九里 彰(くのり あきら)
1949年 生まれ。
1990年 カルメル修道会入会。
1997年 司祭叙階。
1999〜2002年 スペイン留学。
2011〜2017年 カルメル修道会管区長。
現在 カルメル修道会金沢広坂修道院院長。
訳書:ハンス・ウルス・フォン・バルタザール著『過越の神秘』(2000年、サンパウロ)、ウィリアム・ジョンストン著『愛と英知の道―すべての人のための霊性神学』(監訳)(2017年、サンパウロ)。

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