- 澤田愛子 著
- 327頁 /A5判 並製(ソフトカバー)
- 聖母の騎士社 発行
- ISBN978-4-88216-387-9 /Cコード:C0116
暗黒と絶望、そして希望の断片も入り乱れて、社会はまさにカオスの様相を呈していた。
そんな中、蟻の街という屑に囲まれた部落からは、一人の若きキリスト者の女性の献身によって、
祈りの歌や聖歌が響き渡り、バタヤが続々とキリスト教に入信していくという現象が生じていたのだ。―本文より
28歳という若さで世を去ってしまった彼女の生き方・信仰とは?
尊者エリザベト・マリア北原怜子が放つ重要なメッセージには、現代社会の抱える難題の解決への鍵も含まれるのではないでしょうか。
他書では無かった詳しい部分や新しい事実にも触れた本書から、より深く「北原怜子」を探っていただきたいと思います。
初版発行:2024年10月7日
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もくじ
まえがき
第一部 北原怜子の生涯
第一章 蟻の街と出会うまで
第二章 蟻の街との出会い、最初のクリスマス
第三章 通いバタヤ怜子の献身と試練
第四章 大試練と精神的飛翔、そして愛に死ぬ
第二部 自分と北原怜子
エピローグ
註
参考文献
年表
あとがき
著者紹介
澤田 愛子(さわだ あいこ)
名古屋市生まれ。
早稲田大学第一文学部卒業、上智大学大学院哲学研究科博士前期課程修了、
千葉大学大学院看護学研究科修士課程修了、信州大学医学博士(Ph.D)、
富山医科薬科大学医学部教授、山梨大学大学院医学工学総合研究部教授、
県立長崎シーボルト大学教授等を歴任。
現在:フリーの生命倫理及びホロコースト研究者。
専門領域:生命倫理学、ホロコースト生還者及び原爆被害者の心理的研究、終末期ケア学等。
主著書:『末期医療から見たいのち』(朱鷺書房)、『今問い直す脳死と臓器移植』(東信堂)、
『夜の記憶―日本人が聴いたホロコースト生還者の証言』『原爆被害者三世代の証言』(創元社)、他多数。
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