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有馬キリシタン王国記

有馬セミナリヨは、──日本最初の神学校の発足であったが、 「教師・卒業生が一人一人過酷な運命をたどらなければならなかった学校の幕開きでもあった」
型番 4488216379
販売価格 1,100円(税込)
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  • 福田八郎 著

  • 451ページ /A6判 並製(ソフトカバー)

  • 聖母の騎士社 発行

  • ISBN978-4-88216-379-4 /Cコード:C0116


有馬セミナリヨは、
「一五八〇年四月三日の復活祭の直後に開校した。(中略)
ここに二十二名の生徒をもってセミナリヨの授業が始まった」とあり、
日本最初の神学校の発足であったが、
「教師・卒業生が一人一人過酷な運命をたどらなければならなかった学校の幕開きでもあった」
──本文より

初版発行:2020年4月12日

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もくじ


序章 海の霊場・岩殿のこと

第一章 司牧の旅人 聖フランシスコ・ザビエル
 平戸から山口・帝都への旅
 山口での宣教と豊後からインドへの帰国

第二章 ご大切の使徒アルメイダ有馬領での宣教
 口之津の丘に立つ十字架
 生ける車輪の如きアルメイダ師
 トルレス師天草志岐で逝く

第三章 有馬城主有馬義貞の悲運
 有馬晴信の人物素描
 ヴァリニャーノ師口之津港に上陸
 有馬領神学校の変遷

第四章 戦国無常・有馬晴信の試練
 沖田畷戦・前夜の波動
 有馬晴信の聖戦・沖田畷
 勝利と恩寵の日々

第五章 荒波に浮きつ沈みつ武将晴信
 『伴天連追放令』と有馬地方
 高山右近の来島とコエリュ師逝去

第六章 遣欧少年使節 ヴァリニャーノ師と帰国
 文禄・慶長の役 講和の使徒小西行長
 フランシスコ会 日本布教へ
 晴信とヴァリニャーノ師と領内巡察
 内藤如安兄妹 有馬の地で再会

第七章 有馬セミナリヨ 旅立った若者たち
 有馬キリシタン王国の崩壊
 第十四代直純 有馬を捨て日向へ
 弾圧の嵐 長崎から有馬領へ

第八章 戦国武将の『元和偃武』
 松倉豊後守の豹変
 原城の乱前夜の松倉領

終章 島原半島はキリシタン墓の聖地
 附
 南島原キリシタン墓所在地
 島原キリシタン墓所在地
 雲仙市キリシタン墓所在地
 墓碑の型と文様

あとがき


著者紹介


福田八郎(ふくだ はちろう)
1936年、長崎県生まれ。佐賀大学文理学部国文科卒。
編著『長崎県謎解き散歩』、『孝子安永安次』、『巌吼庵願書扣』
翻刻『寛永平塞録』など。平成24年度 島原文化賞受賞

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