- 教皇フランシスコ・マルコ ポッツァ 著
- 阿部 仲麻呂 訳・解説
- 264頁 /四六判 並製
- ドン・ボスコ社 発行
- ISBN978-4-88686-686-6 /Cコード:C0016
インタビュー記録集である本書は、教皇フランシスコのやさしくも奥深い言葉で「使徒信条」の各段落を私たちの心に落とし込んでいく。
本書は『Notre Père(主の祈り)』『Je vous salueMarie(天使祝詞)』(ともに未邦訳)に続き、
マルコ・ポッツァ師によって行われた教皇フランシスコへのインタビュー記録集三部作の一冊である。
「『使徒信条』の各段落の要点ごとに精密な註釈として提示したいとは思いません」(「序文」)と語る
教皇フランシスコは、自らの司牧経験で得た信念をもって、あらゆるイメージを巧みに用いて
「使徒信条」の奥深い意味を伸びやかに伝えていく。
彼の語る才気に満ちた言葉は、現代社会の中で受肉した神に出会う道を教え、
人生の困難に立ち向かうための希望の在り処を示してくれるだろう。
聞き手であるマルコ・ポッツァ師はイタリアのパドヴァの教区司祭であり、青少年司牧に携わりながら
同地の刑務所の指導司祭として受刑者たちの霊的指導に挺身している。
文学と哲学や神学などを結びつけて考察することにも秀で、その経験は本書の第二部に収載されている
「随想」にも結晶化されている。
初版発行:2022年1月24日
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もくじ
推薦のことば 教皇フランシスコとの思い出 山野内倫昭
序文 ―― 神とわたしたちとが一つになる信仰 教皇フランシスコ
一 教皇フランシスコとマルコ・ポッツァ師との対話
対話1 神を信じます(「使徒信条」第一段落)
教皇フランシスコによる講話1 慈愛そのものである神
対話2 イエス・キリストを信じます(「使徒信条」第二段落)
教皇フランシスコによる講話2 キリストの中心性
対話3 聖霊を信じます(「使徒信条」第三段落)
教皇フランシスコによる講話3 一致団結をもたらす聖霊
対話4 聖なる普遍の教会を信じます(「使徒信条」第四段落)
教皇フランシスコによる講話4 教会は一つ
対話5 聖徒の交わりを信じます(「使徒信条」第五段落)
教皇フランシスコによる講話5 最も慰めを与える一つの真実
対話6 罪のゆるしを信じます(「使徒信条」第六段落)
教皇フランシスコによる講話6 今こそ、いつくしみのとき
対話7 からだの復活を信じます(「使徒信条」第七段落)
教皇フランシスコによる講話7 復活への歩み
対話8 永遠のいのちを信じます(「使徒信条」第八段落)
教皇フランシスコによる講話8 神のみまえで 194
二 随想 わたしは生きとし生けるものの復活を信じます マルコ・ポッツァ
解説 どうか狭さから解放されますように! 阿部仲麻呂
原註/訳者註/原著出典
著者・訳者紹介
著 教皇フランシスコ(Pope Francis)
第266代教皇(在位2013年3月13日〜)。
1936年12月17日、イタリア移民の子としてアルゼンチンのブエノスアイレス・フローレス特別区に生まれる。
ラモス・メヒアのサレジオ学院を経てブエノスアイレス大学を卒業(化学専攻)。1957年にブエノスアイレス教区神学院入学後、肺病を患い、人生を見直し、58年3月11日イエズス会修練院に入る。
69年12月13日に司祭叙階、72年からサンミゲルで修練長・神学教授・管区顧問を務め、73年から79年までイエズス会アルゼンチン管区長、80年から86年までマクシモ神学院長、サンホセ教会主任司祭を歴任。
1992年司教叙階(ブエノスアイレスの補佐司教)、97年に協働大司教、98年大司教に任命され、2001年に教皇ヨハネ・パウロ二世により枢機卿に親任。
著 マルコ・ポッツァ(Marco Pozza)
1979年12月21日、イタリアのヴィツェンツァ州カルヴィネ出身。
2004年、司祭叙階。神学博士(基礎神学専攻)、青少年司牧の専門家、パドヴァ教区の二つの刑務所付き指導司祭、著述家、TV 番組司会者(TV2000)。
訳・解説 阿部 仲麻呂(あべ なかまろ)
1968年7月10日、東京都出身。
サレジオ修道会司祭(1997年叙階)。
神学博士(基礎神学・教義神学・教父神学専攻)、東京カトリック神学院教授、福岡カトリック神学院・上智大学・桜美林大学兼任講師、日本カトリック神学会理事、日本宣教学会常任理事、日本カトリック教育学会常任理事、未来哲学研究所企画委員。
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