- 教皇フランシスコ 著 /増田健 訳
- 208頁 /四六判 上製
- カトリック中央協議会 発行
- ISBN978-4-87750-258-4 /Cコード:C0016
他者の苦しみを和らげ、その人がよりよく生きられるように助けたいと願うこともなく、
ただ主との個人的な関係に満足するだけだとしたら、それはキリストに対する本当の意味での礼拝になるでしょうか。
兄弟や社会に何の影響も与えることなく、ただ内面的な宗教体験にとどまることを、
限りなく愛されたキリストのみ心が果たして望まれるでしょうか。――本文より
心とは何であるかを考察することから始め、イエスのみ心への信心について、福音書の記述と教導職の教えを再確認し、
数多の聖人の信仰を具体的に示して、この信心がもつ共同体的・社会的・宣教的側面を深める必要性を説く。
教皇フランシスコが遺した最後の回勅。
【原文の発表年月日】2024年10月24日
初版発行:2025年10月3日
※ この書籍はお取り寄せのため、ご注文後のキャンセルはできません。また、お取り寄せに1〜3週間ほどかかります。
他の商品を合わせてご注文なさる場合、発送が遅くなりますのでご注意ください。
目次
主はわたしたちを愛された
第一章 心の大切さ
「心」ということばの意味
心へと帰っていく
炎
心から世界は変わる
第二章 愛のしぐさとことば
心を映し出す振る舞い
まなざし
ことば
第三章 愛し尽くした心
キリストへの礼拝
み心の聖画像への崇敬
感情的な愛
三重の愛
三一的な見方
最近の教導職の教え
深めること、そして今を生きること
第四章 渇きをいやす愛
神の愛への渇き
歴史における神のことばの響き
キリストのみ心への信心の広がり
聖フランシスコ・サレジオ
愛についての新たな宣言
聖クロード・ド・ラ・コロンビエール
聖シャルル・ド・フーコーと幼いイエスの聖テレジア
Iesus Caritas(イエスは愛)
幼いイエスの聖テレジア
イエズス会における響き
内的生活の長き系譜
慰めの信心
十字架においてキリストとともに
心の理論
痛悔
慰められ、慰めるために
第五章 愛をもって愛を
嘆きと願い
兄弟姉妹に向けてキリストの愛を広げる
霊性の歴史における響き
他者のために泉となること
兄弟愛と神秘体験
償い―廃墟の上に築くもの
キリストのみ心への償いがもつ社会的意味
傷ついた心をいやす
ゆるしを願うことの美しさ
キリストのみ心の延長としての償い
愛への奉献
全体性と調和
世界を愛で魅了する
奉仕の交わりにおいて
結び
注
訳者あとがき

おすすめ商品
1,100円(税込)
1,320円(税込)
1,100円(税込)
1,320円(税込)
1,870円(税込)