希望の道　牢獄からの福音

• グエン・ヴァン・トゥアン(フランシスコ　グェン・ヴァン・トゥアン) 著


• 318ページ　／飯塚成彦 訳


• ドン・ボスコ社 発行


• ISBN4-88626-357-5　／Cコード：C0016

1975 年、F.X.グエン・ヴァン・トゥアンは、
新しい補佐司教になるため、ベトナム・サイゴンを旅行していた。
途中、彼は逮捕、投獄され、監禁は13年にもおよんだ。

司教は、共産政権に屈することなく、監獄でベトナムの人々に手紙を書いた。
それは、紙切れに短く走り書きされたものだった。
本書は、この間の司教のメッセージが、短い文章で1001の項目に整理されている。

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もくじ

著者紹介

著者：フランシスコ・ザヴィエル・グエン・ヴァン・トゥアン（Francis Xavier Nguyen Van Thuan）
1928年4月17日
　ヴェトナム・フェで生まれる。
　少年時代にカトリック運動の各種の活動に参加し、
　自分が司祭職につくように召し出されていることを知り、
　フェにある神学校に入る。
1953年　司祭に叙階される。
1956〜1959年
　ローマで学び、現在の教皇庁立ウルバニア大学からの
　教会法の博士号を受ける。
　ヴェトナムに帰ると、すぐに神学校で教えることを依頼され、
　後に校長と司教総代理となる。
1967年
　教皇パウロ六世からナァトランの司教に任命され、
　8年間この職務につく。
　この間、ヴェトナム司教会議の議長を務め、ラジオ・ヴェリタスの設立に協力する。
1971年
　信徒に関する司教協議会に参加し、
　教皇パウロ六世の要請に応じ、
　ヴェトナムの復興援助資金を集めるために世界各地を訪れる。
1975年
　ヴァデシのティツラー大司教と、
　南ヴェトナム・サイゴンの協働大司教に任命される。
　しかし、そのわずか3ヵ月後、拘留され、
　翌1976年、地域教会の独房に監禁される。
1976年
　1,500人の囚人と共に北ヴェトナムに送られ、
　数多くの「再教育キャンプ」に入れられる。
　その後9年間、さまざまな隔離独房に幽閉される。
1988年
　ハノイで3年間、軟禁状態に置かれ、
　司教活動はまったく許されない状態が続く。
1994年
　正義と平和のための司教協議会の副議長に選ばれ、
　1998年同会議の議長となる。

2001年　教皇ヨハネ・パウロ二世によって枢機卿に任命される。
2002年9月16日　帰天。


訳者：飯塚成彦（いいづか　しげひこ）
1932年　秋田生まれ
1950年　聖公会・徳島インマヌエル教会で受洗
1975年　ソニー株式会社参事となり、トーキングカード開発
1986年　東京・調布教会でカトリック信徒となる
1990年　白鴎大学教授となり栃木県小山カトリック教会に所属
2002年　大学教授を定年退職し、キリスト教関係書の翻訳、および早期英語教育理論と実践法の普及活動に携わる

著書：
『ボク英語できちゃった』（角川文庫）、『英語でいっしょに育つ本』（全研本社）の他、英語教育に関するもの多数
訳書：『スヌーピーのおもしろ英語ランド＆カセットブックス』（角川書店）
『マザー・テレサ　愛は傷つく』（ドン・ボスコ社）『イエスの仮説』（ドン・ボスコ社）その他