- レイモンド・E・ブラウン 著 /佐久間勤 訳
- 174ページ /B6判 並製(ソフトカバー)
- 女子パウロ会 発行
- ISBN978-4-7896-0473-4 /Cコード:C0016
ヨハネの福音で特に約束された聖霊(真理の霊・弁護者・助け手)は、
使徒言行録が語るように、五旬祭の日、使徒たちの上に降り注ぎました。
聖霊を受けて、イエスの弟子たちはどのような共同体を作っていったのでしょうか?
イエスを主と告白する弟子の間で、最も大切にされたものは何だったのでしょうか?
使徒言行録はまさに聖霊の福音書であり、
現代の教会が求める姿も慰めもそこに見られます。
聖霊は、今日も来られます、私たちのために……。
著者「まえがき」より──
復活祭と聖霊降臨のあいだの期間の朗読を説明しよう。
この時期にミサの典礼のなかで教会は、
使徒言行録から朗読する。
この書は、かつて五旬祭に聖霊が下ったあとで、
初期のキリスト者共同体がどのような生活を送ったのかを物語っている。
そして福音朗読としてはヨハネ福音書からイエスの言葉を聴く。
このイエスの言葉はキリスト者としてイエスに従う弟子たちの内面的な命を描き出し、
父が遣わしてくださる「助け手」(パラクレイトス、聖霊)が来ると約束するものである。
歴史の気まぐれにも敏感に応じる教会の外的な生命と共に、
イエスというぶどうの木につながれた枝としての内的な生命も、
私たち自身は探し求めているのだが、
そのためにこれほどふさわしい導きはない。
もくじ
第一章 エルサレムに始まる教会 (使徒言行録2章14〜41節)
第二章 エルサレム教会の一致 (使徒言行録2章42〜5章42節)
ヨハネ福音書3章と6章の短い考察
第三章 エルサレム教会のその後と、ユダヤとサマリアでの教会の拡大(使徒言行録6章〜9章)
ヨハネ福音書10章と12章の短い考察
第四章 異邦人への宣教とアンティオキアの教会(使徒言行録10〜14章)
ヨハネ福音書13〜16章の短い考察
第五章 エルサレムでの使徒会議と、地の果てまで広がる教会(使徒言行録15〜28章)
ヨハネ福音書17〜21章の短い考
著者紹介
著者:レイモンド・E ・ブラウン(Raymond E. Brown)
1928年 ニューヨークに生まれる。
1953年 司祭叙階。
1959年から71年までバルチモアのセント・メアリ神学校の聖書学教授をつとめる。
1973年にはローマの教皇庁聖書委員会の委員の一人に指名された。
世界でも有数の新約聖書学者で古代史家。
邦訳著書:『聖書についての101の質問と答え』『降誕物語におけるキリスト』『キリストは近づいている』『十字架につけられたキリスト』(女子パウロ会)
訳者紹介:佐久間勤(さくま つとむ)
1952年 神戸にうまれる。
1975年 イエズス会入会。
1984年 司祭叙階。
1995年 在ローマ、グレゴリアン大学博士課程終了(神学博士)。
現在、上智大学神学部専任講師(旧約聖書学)。

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