- 喜田信代 著
- 375ページ /A5判 並製(ソフトカバー)
- 日貿出版社 発行
- ISBN978-4-8170-8231-2 /Cコード:C0052
九州の最西端、五島列島には50を超える教会が在る。
その多くはキリシタンたちによって、
禁制から解放された明治・大正期に建てられた。
それでは、いったい誰が教会を建築したのだろうか。
その代表的人物が大工棟梁の鉄川與助。
外国人宣教師の指導の元、
西洋の建築技術と和風の伝統的工法を融合させ、
独自のスタイルで多くの教会を建築して
「日本教会建築の父」とも称される。
「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」を世界遺産に登録する動きの中で
與助の建てた教会も構成資産に含まれ、再注目されている。
本書は生涯を天主堂建築に捧げた與助の偉業を
『手帳』や資料を参考に紹介する労作である。
初版発行:2017年2月25
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もくじ
第1章 鉄川與助の生涯と業績
第2章 建築技術者・棟梁 鉄川與助の仕事──天主堂・学校・寺院
第3章 新しい建築材料と長崎の天主堂
第4章 宣教師が伝えた教会建築
第5章 天主堂の請負と工事費の清算
第6章 棟梁の暮らし──與助の『手帳』覚え書き
資料編
第2章 建築技術者・棟梁 鉄川與助の仕事──天主堂・学校・寺院
第3章 新しい建築材料と長崎の天主堂
第4章 宣教師が伝えた教会建築
第5章 天主堂の請負と工事費の清算
第6章 棟梁の暮らし──與助の『手帳』覚え書き
資料編
著者紹介
喜田信代(きた のぶよ)
1948年長崎市生まれ。長崎県立長崎東高校卒業。
1967年三菱重工業株式会社長崎造船所造船設計部勤務。
1999年放送大学卒業、2004年放送大学大学院修了。
2010年東京工業大学大学院人間環境システム博士後期課程満期退学。
2016年札幌市立大学大学院デザイン研究科デザイン専攻修了。博士(デザイン学)。
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