- 小坂井澄 著
- 587頁 /文庫版・並製(ソフトカバー)
- 聖母の騎士社 発行
- ISBN978-4-88216-141-7 /Cコード:C0195
岩下壮一没して55年、この物語を終えるにあたり、 武蔵野の面影の残る東京府中のカトリック墓地を私は訪れた。
現在、墓は共同で、手入れのゆきとどいた芝生を前に、 等身大の復活のキリスト像を仰いで「わたしは復活であり、 生命である」と刻まれた大きな墓碑には、 50人余りの司祭の名が整然と並んでいた。――本文より
感動を呼んだ岩下壮一神父の生涯。
秀才とうたわれた岩下壮一とその家族を余すところなく描く長編伝記。
第1刷発行:1996年7月1日
第5刷発行:2023年3月25日
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目次
第1章 船出
第2章 父と母の系譜
第3章 選択
第4章 哲学の道
第5章 志望と召命
第6章 パリからの出発
第7章 それぞれの道
第8章 よきかたを選べり
第9章 ライを病む人々
第10章 神父はおやじ
第11章 信仰の遺産
第12章 最後の旅
あとがき
著者紹介
小坂井 澄(こさかい すみ)
1929年生まれ。立教大学文学部中退。出版社勤務を経てノンフィクションライター。
1983年、『これはあなたの母』(集英社刊)で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。
主な作品に『お告げのマリア』、『悲しみのマリアの島』、『死刑囚生きる』、『ライと涙とマリア様』、『法王の座』(聖母の騎士社)など多数がある。
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