ノーベル賞作家パール・バックの中国での、また
戦争の犠牲となった子どもたちを養子とするなどの経験から、
あふれる人類愛・家族を結び世界を結ぶ愛の力をうたった心打つ短編集。
──年を重ねるごとに人の生活環境は変わっていく。
しかしクリスマスは毎年やってくる。
もし、まことなるものへの思い、人間への愛と信頼があれば、
光り輝くツリーやつつましいプレゼント交換の彼方に、とわに変わらぬものが見えてくる。
著者の生涯から生まれてきたクリスマスの物語集。
もくじ
クリスマスに故郷の家族へ
むかしあるクリスマスに
クリスマス物語
新しいクリスマス
クリスマスの子ども
宿屋に部屋もなく
大きな星
クリスマスの秘密
クリスマスの真理
むかしあるクリスマスに
クリスマス物語
新しいクリスマス
クリスマスの子ども
宿屋に部屋もなく
大きな星
クリスマスの秘密
クリスマスの真理
著者紹介
著者:パール・バック
1892年 米国ウエストヴァージニア州で生まれる。
両親はともに宣教師で、中国での海外伝道師の地位にあった。
パールは、父の教会の豊富な蔵書の中からシェークスピアを読み、
19世紀の小説文学に親しんだ。
長年、中国語を国語として学び、英語は第二国語として習得した。
1510年主として女権主義者だった母の考えで、
革新的な教育を行っていた米国ヴァージニア州のランドルフ・メイコン女子大学に入学。
この時期に、作家活動をはじめた。
主な著書:『大地』,『母の肖像』,『戦う天使』 他
訳者:磯村 愛子(いそむら あいこ)
1929年 東京に生まれる。
日本放送作家協会理事。カナダ文学所属。
主な訳書:『洞穴のふたごの冒険』,『魔女になりたくない女の子』(学習研究社)、『船になりたくなかった船』(文春文庫)。
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