- 粕谷甲一 著
- 216ページ /新書判 並製(ソフトカバー)
- 女子パウロ会 発行
- ISBN978-4-7896-0777-3 /Cコード:C0016
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粕谷甲一講話集第六巻。
いのちの始めも終わりも神秘である。
今を生き生きと生きることこそ死を越えていくいのちとなる。
しかしそれをも奪われたとき、何が残るのか──。
いのちとは、生きる意味とは、について考える。
初版発行:2016年10月1日
もくじ
第一章 死を越えるもの──ヘドロと真珠
はじめに
1.幸せ
2.不幸
3.愛する人との別離
4.再会の確かさ
第二章 冬よ、冬よ──待降節の輝き
はじめに
1.今の若い人の気持ち
2.人間の原型とその筋道
3.“イズム”では現代人の心に響かない
4.「イエスさまでないといけないの?」
5.アプローチがうまく作動していない
第三章 小さな火種の歴史──多宗教と多教派の一起点
1.神のドア・ノック
2.諸宗教の中のキリスト教
3.キリスト教の教派
4.不協和音を包容する“寛大さ”
5.ルター派とカルヴァン派の主張
6.三人のキリスト教文学者たち
第四章 音とことばのきらめき──水と人と神さまと
はじめに
1.“自己実現”への出発
2.人生の逆転劇
3.“しばり”をどう乗り越えるか
4.仕えながら待つ
第五章 復活の輝き──一アルコール依存症司祭の証言
1.福音の核心
2.何気なく飲んだ一杯の酒
3.ジョン神父との出会い
4.カトリックの信仰を棚上げにして
5.本物に近づく一段階
6.自分の全現実を受け入れ、委ねる心
7.回心は生活の決意が伴う
8.苦しみを通じて示された神の愛の記録
第六章 めざまされて、めざす旅路に──野麦峠越え前後
1.愛とは決して切り捨てないこと
2.娘たちの山越え
3.悲惨を悲惨と感じなくなったとき
4.地上には涙が残る
5.希望と絶望の峠を越えて
6.めざす旅路
第七章 少年問題と老人問題──帰天した娘への感謝
1.“ビ・モンタント”運動
2.少年にハンマーを振るわれ、命を失った娘
3.攻撃衝動を抑制できない子どもたち
4.失われた!“三つ子の魂”の教訓
5.あそこまで、止められなかったA少年の暴発
6.いのちの始めも終わりも神のたまもの
7.主のみ手に届く日まで
著者紹介
粕谷甲一(かすや こういち)
東京教区司祭。
1923年インド、コルカタ市に生まれる。
1944年受洗。
1950年東京カトリック神学院入学。
1951年インスブルックに留学。
1957年スイスにて叙階。
1959年帰国。アリの町教会で司牧。
1961年真生会館館長。カトリック学生連盟指導司祭。
1967〜1982年青年海外協力隊勤務。
1995年〜NPO法人「芝の会」理事長。
2011年2月帰天。
粕谷甲一神父『キリスト教とは何か』シリーズ:
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1.復活の秘義をめぐって>
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2.救われるのは誰か>
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3.どこでトランペットは鳴ったか>
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4.神よ あなたも苦しまれるか>
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5.ゆれ動く日本人の心>
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6.死を越えるもの>
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7.殉教ところびを越えて>
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8.新しい霊性を求めて>
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9.混迷の闇を越えて>
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10.どん底こそ希望の起点>